(株)オッドナンバー(TSRコード:694867756、法人番号:6011001146404、渋谷区神宮前1-4-20、設立2022(令和4)年3月、資本金100万円)と、関連のパルス(株)(TSRコード:022976949、法人番号:4011001113554、同所、設立2016(平成28)年11月、資本金105万円)、(株)イグニス(TSRコード:138350884、法人番号:4010001216152、同所、設立2021(令和3)年2月、資本金1億円)は8月5日、東京地裁より破産開始決定を受けた。
破産管財人には竹山拓弁護士(飯沼総合法律事務所、中央区銀座2-7-17)が選任された。
負債は、オッドナンバーが債権者153名に対して107億円、パルスが債権者172名に対して139億円、イグニスが債権者65名に対して50億円、3社合計296億円。
オッドナンバーは、2023年5月に配信を開始した「Link!Like!ラブライブ!」のアプリケーション開発、運営を手掛けていた。リアルタイムのカレンダーと連動して、物語が進むことを特徴に、相応のユーザー数を獲得していたが、アプリケーションの開発コストなどが重く、2023年12月期の最終利益は56億529万円の赤字に陥り、債務超過額は68億2188万円に拡大した。
収益化が進まないなか、2025年12月と2026年3月には本社兼代表者自宅の不動産に対して、取引先とみられる企業などが仮差押を行うなど、資金繰りの悪化が表面化していた。
4月6日には、「Link!Like!ラブライブ!」のサービスを6月30日をもって終了する旨を告知し、動向が注目されていたなか今回の措置となった。
なお、パルスはVRコンテンツの開発や運営などを担当し、イグニスはグループの子会社管理などを手掛けていたが、オッドナンバーに連鎖した。
東京グリーン(株)(TSRコード:291902391、法人番号:2010001034102、千代田区麹町4-3-29、設立1981(昭和56)年6月、資本金6,000万円)は8月19日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
破産管財人には木村真理子弁護士(ときわ法律事務所、千代田区大手町1-8-1)が選任された。
負債総額は債権者1名に対して155億円。
ゴルフ場を運営していた。1989年に「富里ゴルフ倶楽部」、1990年に「カレドニアンゴルフクラブ」をそれぞれオープン。一定の利用者を獲得していたが、採算面は低迷し、1990年9月期は売上高16億9239万円に対し、1億590万円の赤字となり、債務超過が続いていた。バブル崩壊後は設備投資や預託金の償還負担が重くのしかかっていたため、金融債務の返済とともに2008年に会社分割で両ゴルフ場を譲渡し、債務を大幅に圧縮した。
2008年頃から事業を大幅に縮小し、休眠状態が続いていたところ、今回の措置となった。
なお、「富里ゴルフ倶楽部」は2023年に閉鎖されたが、「カレドニアンゴルフクラブ」は運営を継続している。
(株)ハムザインターナショナル(TSRコード:262002167、法人番号:6060001015432、小山市向野942-6、設立2002(平成14)年11月、資本金4000万円)は8月7日、宇都宮地裁より破産開始決定を受けた。
破産管財人には杉田明子弁護士(弁護士法人佐藤貞夫法律事務所、宇都宮市滝谷町11-14)が選任された。
負債総額は111億円。
日本のオークションで中古自動車を仕入れ、パキスタンをはじめとした海外へ中古自動車部品を輸出していた。2024年8月期の売上高は約37億5000万円を計上したが、海外現地での価格競争の激化等もあり2億1900万円の赤字を計上するなど、経営は苦戦を強いられていた。
加えて、海外現地法人の設立を目的に、多額の借入を実施したが、現地法人の設立計画が進まないまま、2025年5月には金融機関への返済が滞った。2026年4月には全従業員を解雇し、事業を停止していた。
コンプロテック(株)(TSRコード:131358294、法人番号:8120101059833、堺市堺区西湊町1-2-2、設立2019(令和1)年5月、資本金4000万円)は7月31日、大阪地裁堺支部より破産開始決定を受けた。
破産管財人には清水良寛弁護士(弁護士法人淀屋橋・山上合同、大阪市中央区北浜3-6-22)が選任された。
負債総額は24億3800万円。
2006年創業の建築工事業者。2019年7月に沖縄県の不動産開発業者より一部出資を受けるなどして同県に拠点を移し、ホテルやリゾート開発に注力。2019年7月期(3カ月変則決算)に4030万円だった完工高は、2020年7月期には16億1680万円にまで急拡大していた。
一方、一部のホテル建設案件において下請業者との間で発生したトラブルを受けて資金繰りに支障が生じ、2021年以降は取引先との間で訴訟に発展。また、2023年7月期には完工高18億4889万円を計上するものの原価割れに陥り、営業赤字6億9096万円を計上し、5億2227万円の債務超過に転落した。
以降、業容は縮小傾向をたどり、2025年7月期は完工高が4158万円にまで縮小し、多額の赤字計上から債務超過額は拡大した。この間、支払ぶりに関する風評はやまず、事業継続が困難となり、今回の措置となった。
(株)ギフトプラザ(TSRコード:032541902、法人番号:6010001193794、郡山市東原3-187、設立2018(平成30)年7月、資本金5000万円)は8月31日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
負債総額は22億3000万円。
大型ギフト専門店「ギフトプラザ」を運営していた。福島県をはじめ、山形県、宮城県、栃木県、新潟県、茨城県に展開し、直近では19店舗を運営。ギフト業界で主流だったカタログ販売や小型店舗での運営という常識を覆し、地域文化および顧客年代層などを考慮した対面販売を重視。また、幹線道路沿いに250坪程度の大型店舗を設置することで商品ラインナップの充実による他店との差別化を徹底し、独自のビジネスモデルを確立した。
政府系金融機関などからの資金調達により拡大路線を図ることで、100億円企業への成長を目指していたが、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響により、催事等の商品販売量が低減し、苦戦を強いられていた。近時は個人だけでなく法人への積極訪問を続けるほか、ECサイトでの販売をさらに押し進めることで、業績回復を図っていた。
しかし、業況に大きな変化は見られず、採算面も低調な推移が続いていたことで、資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。
今後は19店舗の営業を継続しながら、新たなスポンサーを募り、事業再生と雇用維持を図る方針としている。
MK(株)(TSRコード:210009845、法人番号:4390001004858、天童市蔵増字長沼4252-3、登記上:仙台市青葉区本町1-5-28、設立1965(昭和40)年4月、資本金7200万円)は7月30日、仙台地裁へ特別清算を申請した。
申請代理人は丸崎潤也弁護士(エール法律事務所、同市青葉区一番町2-10-26)。
負債総額は20億円。
1957年4月に創業し、三芝工業(株)として設立。ミシン部品のプレス加工から始まり、その後は工場用製造ライン・各種搬送システムの設計・製造分野へと進出。メーカーとの共同開発による洗浄システムやブラウン管リサイクルシステム等を手掛け、国内外へと販路を広げ、1992年3月期にはピークとなる売上高61億2811万円を計上した。
しかし、その後は長引く市況低迷を背景とした民間投資の減退により受注は漸減し、赤字の散発から事業体力は消耗。地上波デジタル放送開始に伴う液晶洗浄システムの需要拡大で業績は一時的に回復したものの、リーマン・ショック以降は規模縮小が加速していた。
人員削減を含めたスリム化策を進める一方、自動車部品や空調機器ユニットの製造へと転換を図りながら立て直しを模索してきたが、減収に歯止めが掛からず、2013年3月期には売上高が10億円を割り込み、債務超過に転落。以降も低調な売上推移をたどり、2025年3月期は売上高が7億6405万円に落ち込んだ。
こうしたことから、再生事業を手掛けるサザンカパートナーズ(株)(TSRコード:698736982、法人番号:5010401177010、東京都港区)がスポンサーとなり2025年5月、三芝工業承継準備(株)(TSRコード:042247543、法人番号:3390001017984、天童市)を設立し同年7月1日、同社の商号を三芝工業(株)に変更したうえで事業を移管。同日、当社は現商号に変更し2026年3月31日、株主総会の決議により解散していた。
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