倒産・注目企業情報

TSR速報

大型倒産(原則負債総額30億円以上)および注目企業の情報を掲載しております。
エクシアの看板(TSR撮影)
2024/10/21
  • 東京
  • 金融業、保険業
  • 事業投融資
エクシア合同会社
エクシア合同会社(墨田区)は10月18日、東京地裁より破産開始決定を受けた。
  • 破産開始決定
  • 負債は現在調査中
破産を知らせる告示書
2024/10/09
  • 東京
  • 金融業、保険業
(株)L&A Investmentほか1社
(株)L&A Investment(東京都港区)と関連の合同会社ブリッジ(同所)は6月18日、債権者より破産を申し立てられ10月9日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
  • 破産開始決定
  • 2社の負債合計約125億4400万円
昌一金属の入居していたビル
2024/10/04
  • 大阪
  • 製造業
  • 架線金物・同付属品製造
昌一金属(株)
 2023年12月26日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し2024年1月11日、民事再生開始決定を受けた昌一金属(株)(大阪市)は9月24日、再生手続廃止決定を受けた。
  • 破産へ
  • 39億1605万円
環境経営総合研究所の入居ビル
2024/10/01
  • 東京
  • 製造業
  • 新素材紙パウダー製造ほか
(株)環境経営総合研究所
 8月20日に債権者から東京地裁に会社更生法を申し立てられ同日、保全管理命令を受けた(株)環境経営総合研究所(渋谷区)は9月30日、同開始決定を受けた。
  • 会社更生開始決定
  • 負債総額約246億円

全国企業倒産状況

景気を測る統計指標の一つである企業倒産数。全国・負債総額1千万円以上の倒産統計を「倒産月報」として月次発行しております。ここでは、その主要な抜粋データをご紹介しております。

倒産データ分析

TSRが保有する倒産データを、地域や年などお好みの条件を設定し分析できます。

こうして倒産した

毎月発生した企業倒産の事例を原因や負債額別に掲載。
2024年(令和6年)9月度 こうして倒産した・・・
(株)環境経営総合研究所
  • 東京
  • 新素材紙パウダー製造ほか
負債総額
246億1009万円

 (株)環境経営総合研究所(TSR企業コード:294046615、法人番号:5011001043734、渋谷区南平台町16-29、設立1996(平成8)年12月、資本金24億7000万円)は9月30日、会社更生開始決定を受けた。
 管財人には岩崎晃弁護士(岩崎・本山法律事務所、中央区八丁堀4-1-3)が選任された。
 負債総額は債権者63名に対して246億1009万円。
 古紙や廃プラスチックなどを再利用し、環境に配慮した新素材「紙マスターバッチ(M/B)」や「MAPKA(マプカ)」などの開発製造を展開。使い捨てプラスチックによる海洋汚染などの環境問題に対応した新素材として注目され、2000年9月に千葉県松戸市に研究施設を開設したほか、2003年5月に千葉県旭市に研究施設、工場を開設。その後、北海道札幌市に工場や営業部、茨城県土浦市に工場など順調に業容を拡大させるとともに日本政策投資銀行から出資を受けていた。以降も、アメリカにJV工場、韓国企業への出資やJVによる工場開設するなど海外展開を強化していた。
 しかし、2005年から2006年にかけて、第三者に約50億~60億円の資金流出があった。同時期から決算書の粉飾を開始し、売掛金等を操作。複数の決算書を作成しており、官報公告では、2023年8月期の売上高519億2635万円、最終利益36億380万円を確保し、純資産345億1902万円、総資産544億1966万円としていたが、税務申告では、2023年8月期の売上高は46億9281万円に対し、最終利益は2億3473万円にとどまり、純資産56億7069万円、総資産300億2835万円だった。売掛金等を適正に処理した場合、債務超過に陥る可能性が高まったため、債権者から会社更生法を申し立てられていた。

(株)オーカワほか1社
  • 奈良
  • こんにゃく製造
負債総額
68億2276万円

 (株)オーカワ(TSR企業コード:620058161、法人番号:5150001015985、吉野郡下市町栃本1-1、設立1985(昭和60)年7月、資本金2500万円)と、関連の大川商店(株)(TSR企業コード:622124595、法人番号:6150001018054、同郡下市町伃邑2212、設立2012(平成24)年11月、資本金1000万円)は9月17日、奈良地裁より破産開始決定を受けた。
 破産管財人には北條正崇弁護士(やすらぎ法律事務所、奈良市高天市町11)が選任された。
 負債はオーカワが44億965万円、大川商店が24億1311万円で、2社合計68億2276万円。
 オーカワは、こんにゃくの製造販売を手掛けていた。大手スーパー等への拡販に取り組み、ゴマ豆腐やところてんなど扱い品を増やすことで事業規模を拡大させ、2016年4月期には売上高約44億5000万円をあげていた。しかし、近年は同業者間での低価格競争もあり年間売上高は40億円を割り込む水準となり、業績は頭打ちの状態が続いていた。
 2020年4月期には一旦閉鎖していた中部圏の営業所を再開し、2021年4月期には大阪営業所も開設するなどして営業強化を図り、2023年4月期にはパッケージのリニューアル等にも着手したものの、思うように業績は改善しなかった。こうしたなか、商品「匠の生芋しらたき」において、一部に溶解が見受けられ、腐敗臭が確認されたとして自主回収および返金を余儀なくされる事態が発生。2024年8月1日より対応開始となっていたが、事業継続の見通しが立たず、8月9日に事業を停止していた。
 大川商店はオーカワに対してこんにゃく芋等の原材料を供給していたが、同社に連鎖した。

旭機工(株)
  • 東京
  • 太陽光発電関連事業
負債総額
49億2200万円

 旭機工(株)(TSR企業コード:293864616、法人番号:1013301022850、豊島区南池袋2-47-6、設立1995(平成7)年7月、資本金9000万円)は9月3日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。
 申請代理人は星健太弁護士(弁護士法人霞門法律事務所、港区新橋1-18-21)。
 負債総額は49億2200万円。
 防音ハウスや防音壁など防音設備のリース、販売を手掛けていた。栃木県足利市内に設置した工場で生産し、建設業者向けに販路を有していた。このほか、太陽光設備の設計施工および介護機器・用具の販売などにも事業範囲を拡大させ、2020年6月期には売上高51億5478万円をあげていた。しかし以降は、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響を受けるほか、2022年11月には建設業登録を廃業するなど事業規模を縮小していた。金融機関に返済リスケジュールを要請し、再建に取り組んでいたが資金繰りは改善せず、今回の措置となった。

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東京商工リサーチが発行している情報誌「TSR情報」では
全国各地で発生している倒産企業の債権者リストを掲載しています。
「あの企業が倒産!!」「どこが債権者となっているのか?」あなたの会社が突然企業倒産の影響を受けるかも知れません。
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債権者名簿が判明した倒産企業
  • 10月18日号
    (株)フェニックス 【東京都】 プラスチック成形ほか
  • 10月16日号
    中沢商事(株) 【長野県】 肥料・石油製品販売
  • 10月15日号
    (有)星商会 【新潟県】 自動車販売修理ほか
  • 10月11日号
    (株)オオタヤ・ミート 【静岡県】 食肉卸、食肉加工品製造販売
  • 10月10日号
    (株)若しば企画サービ 【千葉県】 弁当製造販売
  • 10月08日号
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グローバル倒産レポート

TSRの提携先である世界最大級の企業情報プロバイダー、米国のDun&Bradstreetが世界主要国における倒産件数を集計し、エコノミストが解説したレポートです。

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