(株)三河カントリークラブ(TSRコード:510028616、法人番号:3180301024090、新城市豊栄1801-1、設立1973(昭和48)年11月、資本金8000万円)は3月31日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。
申請代理人は岡田良洋弁護士ほか5名(弁護士法人関西法律特許事務所、大阪市中央区北浜2-5-23)。
監督委員には小谷隆幸弁護士(小谷隆幸法律事務所、大阪市北区西天満1-7-4)が選任された。
負債総額は債権者1400名に対して120億円。
全18ホール(パー72)、6700ヤードのゴルフ場「三河カントリークラブ」を運営していた。しかし、ゴルフ人口の減少や競争激化等もあり業績不振に陥り資金繰りが悪化。2026年9月に控えた預託金償還の資金確保が困難となり、民事再生法による再建を図ることとなった。
(株)ルネッサンス(TSRコード:293851948、法人番号:6010701017170、渋谷区東3-4-13、設立1992(平成4)年7月)は2月25日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
破産管財人には佐野綾子弁護士(あや総合法律事務所、港区新橋2-11-10)が選任された。
負債総額は35億6500万円。
ホテルオペレーターとして、「アリエッタホテル」などを運営していた。都市圏で運営数を増やし、2019年8月期には売上高13億4519万円をあげていた。
しかし、「新型コロナウイルス」感染拡大による休業などで経営が悪化。2020年8月期には5億7888万円の赤字を計上し、債務超過に転落した。2021年8月期はホテルを休業したことから、売上高が2886万円にとどまり、27億1737万円の赤字を計上。以降、休眠状態が続くなか、サービサーから訴訟を提起されるなど動向が注目されていた。
(有)寺尾温泉(TSRコード:590036971、法人番号:9230002009339、富山市島田128-1、設立1966(昭和41)年8月、資本金900万円)は3月5日、富山地裁より破産開始決定を受けた。
破産管財人には島谷知宏弁護士(島谷法律事務所、同市西田地方町1-6-8)が選任された。
負債総額は債権者17名に対して34億5900万円。
1927年6月、砺波市井栗谷で温泉旅館「寺尾温泉」として開業。温泉旅館の運営を主体に、宿泊客のほか日帰り入浴客にも対応し、地元の温泉資源を活用した比較的手頃な料金の入浴施設として地域住民の憩いの場となり、観光客の利用も取り込みながら営業を展開していた。
また、事業多角化の一環として1967年には射水郡大島町(現:射水市)にファッションホテル「ホテル天竜」、1971年には富山市に「ホテルキング」を開業するなど事業を拡大し、ピーク時は売上高約15億円を計上していた。
しかし、バブル崩壊後における消費マインドの冷え込みやレジャーの多様化、同業他社との競争激化などを背景に利用客は減少傾向をたどり、2014年には温泉旅館「寺尾温泉」を閉館。その後は2017年頃より旅館施設を別会社へ賃貸する形で賃貸料収入を得ていたものの、ファッションホテル2館についても老朽化の進行により近年は休業状態となっていた。
こうしたなか事業規模は大きく縮小し、2023年5月期の売上高は約1700万円まで低下。過去に投じたホテル施設の改修・修繕費用などに伴う借入金は約34億円に膨らみ、返済の見通しも立たないことから、今回の措置となった。
タイコウハウス(株)(TSRコード:510016626、法人番号:4180301006047、豊橋市舟原町1-1、設立1970(昭和45)年2月、資本金6168万円) は3月10日、名古屋地裁より破産開始決定を受けた。
破産管財人には池田伸之弁護士(池田総合法律事務所、名古屋市中区丸の内1-17-19)が選任された。
負債総額は34億2400万円。
一般個人向けの注文住宅の設計・施工を主体とし、分譲住宅、リフォーム工事に加え、官公庁発注工事も手掛けていた。「タイコウハウス」として展示場を有するほか、テレビCMも行うことで知名度を高め、2008年4月期には完工高45億2727万円を計上した。
しかし、「新型コロナウイルス」感染拡大に伴う商談の停滞や工期遅延に加え、ウッドショックおよび資材価格の急騰が直撃。契約後の仕入価格上昇を販売価格に転嫁できず採算性が急速に悪化するなか、2024年7月期には特別損失の計上もあって17億7136万円の大幅赤字を計上した。
2025年7月期も特別損失を計上して大幅赤字となり、財務面は大きく毀損。その後の受注も低迷し、金融支援や追加受注による改善も見込めないことから、事業継続を断念し今回の措置となった。
アサヒフード(株)(TSRコード:262024616、法人番号:8060001006355、宇都宮市越戸4-3-33、設立2006(平成18)年5月、資本金5000万円)は3月31日、東京地裁に破産を申請した。
申請代理人は岩本康一郎弁護士(岩本法律事務所、新宿区新宿1-23-16)。
負債総額は30億円。
大型施設や物流センター内で、売店や食堂の運営受託を中心に手掛けていた。2019年4年期に8億2455万円だった売上高は積極的な投資などの結果、2025年4月期に約76億6500万円まで伸長した。しかし、運営していた施設で採算割れが発生。不採算部門からの撤退なども進めていたが、先行投資の回収が遅れ、資金繰りが悪化した。決算内容に注目が集まるなか、今回の措置となった。
(株)三徳(TSRコード:350215235、法人番号:8020001006243、横浜市金沢区鳥浜町2-85、設立1974(昭和49)年9月、資本金8300万円)は3月2日、横浜地裁より破産開始決定を受けた。
破産管財人には畑裕士弁護士(川崎ひかり法律事務所、川崎市川崎区東田町8)が選任された。
負債総額は27億円。
魚介類の卸売業者として展開し、なかでも、あさり・しじみ・はまぐりといった貝類の加工・卸を主体としていた。首都圏・上信越地方のスーパーやレストランなどを主要顧客とし、年間売上高は10億から20億円で推移していたが、従来から採算面に課題を抱え、10年以上前から債務超過に陥っていた。
2020年には代表が交代し、その後は卸売事業を拡大するなどしたが、採算面は改善せず、資金繰りは逼迫。2025年に再び代表が交代するなど体制が揺らぐなか、2026年に入り営業活動が確認できない状況にあった。こうしたなか、債権者から破産を申し立てられ、今回の措置となった。
(株)K&K(TSRコード:190030496、法人番号:6420001006469、八戸市柏崎1-6-6、設立1973(昭和48)年6月、資本金1億円)は3月30日、青森地裁へ特別清算を申請した。
負債総額は24億9000万円。
(株)八戸プラザホテルの商号で設立し、「八戸プラザホテル」を運営していた。八戸市を代表するホテルとして、58室の客室や複数のレストランを有し宿泊需要に答えてきたほか、専用チャペルも備えるなど結婚式場としても多くの市民が利用。1997年5月期にはピークとなる売上高約29億円を計上した。
しかし、以降は市況悪化や生活スタイルの変化、少子化などにより、結婚式や宴会の需要が落ち込み、減収基調を強いられ、2019年5月期の売上高は13億2348万円にまで低下した。2020年以降は「新型コロナウイルス」感染拡大の影響を受け、2021年5月期の売上高は3億9637万円にとどまり、2億7416万円の赤字を計上。コロナ禍の収束から、2024年5月期は売上高10億8580万円を計上したものの、コロナ禍以前への回復には至っていなかった。
2025年4月1日にはファンドの支援を受けて会社分割により、新たに(株)八戸プラザホテル(TSRコード:038262436、法人番号:7420001019024、八戸市)を設立し、事業の全てを移管。当社は2025年7月31日、株主総会の決議により解散し、今回の措置となった。
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