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賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

~ 2026年8月の「人手不足」関連倒産動向 ~


 2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。
 1-8月累計のうち、 「人件費高騰」が175件(同121.5%増)、「従業員退職」が81件(同17.3%増)と、それぞれ過去最多を更新した。物価高で収益が落ち込むなか、身の丈を超えた賃上げ負担が重くのし掛かる企業や、従業員の退職で案件失注やレピュテーションリスクが生じ、行き詰まる企業が増えている。

 2026年8月の「人手不足」倒産は、最多は労働集約型の建設業(前年同月比100.0%増)、サービス業他(同11.1%増)が各10件だった。資本金1千万円未満が22件(構成比68.7%)、形態別では破産が31件(同96.8%)と大半を占めた。
 物価高に歯止めが掛からず、賃上げや人件費上昇が収益を圧迫している。さらに、雇用の流動化のなかで、退職による人手不足が業務遂行に支障を来たす企業が増えており、小・零細企業を中心に「人手不足」倒産は今後も増勢をたどる可能性が高い。
※本調査は、2026年8月の全国企業倒産(負債1,000万円以上)のうち、「人手不足」関連倒産(求人難・従業員退職・人件費高騰)を抽出し、分析した。(注・後継者難は対象から除く)


「人手不足」関連倒産推移

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