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「新型コロナウイルス」関連破たん【1月8日16:00 現在】

 1月8日は16時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が6件(倒産2件、弁護士一任・準備中4件)判明し、2月からの累計は全国で866件(倒産795件、弁護士一任・準備中71件)となった。

 月別では、103件発生した6月以来、7月は80件、8月は67件と前月を下回ってきたが9月は100件で3カ月ぶりに前月を上回り、以降11月まで3カ月連続で100件を上回った。12月は100件を下回ったが、96件と依然として高止まりで推移。1月も8日時点で23件が判明し、100件ペースが続く。

 なお、集計対象外だが、負債1,000万円未満の小規模倒産は累計43件判明。この結果、負債1,000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計909件となった。

 新型コロナ破たんは1月6日、900件に達した。1都3県で緊急事態宣言が再発令し、飲食店に対する時短営業や外出自粛などで経済活動が停滞し、企業に深刻な影響が懸念される。感染拡大防止のための難しい舵取りが続く一方で、事業環境の悪化で新型コロナ破たんは増勢に歯止めがかからない状況が続いており、中小企業の資金繰りを支えるための継続的な支援が求められている。

【都道府県別】(負債1,000万円以上) ~ 大阪府が80件、福井県と沖縄県が10件目に到達 ~

 都道府県別では、東京都が217件(倒産201件、準備中16件)に達し、全体の4分の1(構成比25.0%)を占め、突出している。以下、大阪府が80件(倒産75件、準備中5件)、愛知県43件(倒産42件、準備中1件)、神奈川県(倒産34件、準備中4件)と兵庫県(倒産34件、準備中4件)がそれぞれ38件、北海道が35件(倒産34件、準備中1件)と続く。
 8日は沖縄県で2件判明したほか、高知県、福井県、大阪府、三重県でそれぞれ1件判明。大阪府が80件、沖縄県と福井県が10件に到達した。都道府県別では10~20件未満が16府県、20~30件未満が3県、30件以上は7都道府県に広がっている。

【業種別】(負債1,000万円以上) ~ 飲食業が149件、アパレル82件、建設69件、宿泊60件 ~

 業種別では、来店客の減少、休業要請などで打撃を受けた飲食業が149件に達した。首都圏での緊急事態宣言の影響で飲食業の新型コロナ破たんがさらに増加する可能性が強まっている。
 次いで、百貨店や小売店の休業が影響したアパレル関連(製造、販売)が82件。工事計画の見直しなどの影響を受けた建設業が69件、インバウンドの需要消失や旅行・出張の自粛が影響したホテル,旅館の宿泊業が60件と続く。
 また、飲食業などの不振に引きずられている飲食料品卸売業が43件、食品製造業も31件と目立ち、飲食業界の不振が影響している。

【負債額別】(負債1,000万円以上)

 負債額が判明した849件の負債額別では、最多が1億円以上5億円未満で312件(構成比36.7%)。次に、1千万円以上5千万円未満272件(同32.0%)、5千万円以上1億円未満143件(同16.8%)、10億円以上と5億円以上10億円未満がそれぞれ61件(同7.1%)の順。
 負債1億円未満が415件(同48.8%)を占める。一方、100億円以上の大型倒産も4件発生しており、小・零細企業から大企業まで経営破たんが広がっている。

【形態別】(負債1,000万円以上)

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産した795件の形態別では、破産が704件(構成比88.5%)で最多。次いで取引停止処分が45件(同5.6%)、民事再生法が43件(同5.4%)、特別清算3件(同0.3%)と続く。
 「新型コロナ」関連倒産の約9割を消滅型の破産が占め、再建型の民事再生法は1割未満にとどまる。業績不振が続いていたところに新型コロナのダメージがとどめを刺すかたちで脱落するケースが大半。
 先行きのめどが立たず、再建型の選択が難しいことが浮き彫りとなっている。

【従業員数別】(負債1,000万円以上)

 「新型コロナ」関連破たんのうち、従業員数(正社員)が判明した800件の従業員数の合計は1万2,751人にのぼった。
 800件の内訳では従業員5人未満が396件(構成比49.5%)と、半数近くを占めた。次いで、5人以上10人未満が154件(同19.2%)、10人以上20人未満が128件(同16.0%)と続き、従業員数が少ない小規模事業者に、新型コロナ破たんが集中している。
 従業員50名以上の破たんは8月以降、月間2件以下の発生にとどまり、小規模化が顕著となっている。

※ 企業倒産は、負債1,000万円以上の法的整理、私的整理を対象に集計している。
※ 原則として、「新型コロナ」関連の経営破たんは、担当弁護士、当事者から要因の言質が取れたものなどを集計している。
※ 東京商工リサーチの取材で、経営破たんが判明した日を基準に集計、分析した。


日本地図0108①

‌                (負債1,000万円以上)                  

日本地図0108②

‌                (負債1,000万円未満を含む)                      

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