• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

「中小企業金融円滑化法」に基づく貸付条件変更利用後の倒産動向(2月)

 2018年2月の「中小企業金融円滑化法」に基づく貸付条件変更利用後の倒産は2件(前年同月1件)だった。景気の緩やかな拡大を背景に、金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることも影響して、企業倒産は低水準で推移している。

円滑化法関連倒産推移

2月の負債総額、5カ月ぶりに前年同月を上回る

 2018年2月の「中小企業金融円滑化法」に基づく貸付条件変更利用後の倒産における負債総額は11億5,000万円(前年同月比945.4%増、前年同月1億1,000万円)で、5カ月ぶりに前年同月を上回った。

2018年1-2月、件数が前年同期より6割減

 2018年1-2月の累計件数は4件(前年同期比63.6%減、前年同期11件)。負債総額は17億8,300万円(同93.3%減、同268億600万円)で、ともに前年同期を下回っている。

2018年1-2月の負債額別では、10億円以上の大型倒産が1件(前年同期2件)。この一方で、1億円未満の小規模倒産は2件(同1件)だった。

2018年1-2月の産業別では、製造業2件(同5件)、卸売業1件(同2件)、情報通信業1件(同ゼロ)だった。

2018年1-2月の原因別では、販売不振2件(同8件)、既往のシワ寄せ(赤字累積)2件(同1件)だった。

2018年1-2月の形態別では、取引停止処分2件(同2件)、破産1件(同7件)、特別清算1件(同1件)だった。 

2018年1-2月の従業員数別では、5人未満が3件(同2件)、5人以上10人未満が1件(同5件)だった。この結果、従業員数10人未満が4件(同7件)すべてを占めた。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ