• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

準自己破産の全東信、近畿産業信組が219億円貸出

 大手決済代行の(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪府)の資金調達先が東京商工リサーチ(TSR)の取材で判明した。

 全東信が大阪地裁に申請した申立書によると、金融債権者は63社で貸付総額は1,130億円。全体の負債総額は、債権者115名に対し、1,151億6,491万円だった。

 債権額の最大口は、近畿産業信用組合の219億円。そのほか、地方銀行やノンバンク、リース会社などが並ぶ。TSRの過去の調査では大手行との取引が確認されたが、申立書の金融債権者欄に掲載はない。申立書の債権額は確定債権とは異なり、担保や相殺などで大きく金額が変わることもある。
 また、今回の法的申請は準自己破産だった。TSRの取材によると、全東信の代表者は準自己破産に関する一切の事項を弁護士に委任していた。通常、破産申請は取締役会の機関決定を経るが、事情がある場合は役員等が準自己破産を申請できる。2024年10月に破産開始決定を受けた船井電機(株)(TSRコード:697425274、大阪府)も、準自己破産だった。

 2026年7月9日号の「TSR情報全国版」「TSR情報近畿版」では、金融債権者を詳報している。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

上場企業「個人情報漏えい」、過去最悪ペース ~ 100万件以上、2026年はすでに10件の異常事態 ~

情報セキュリティ対策は、企業の事業継続上でも不可欠な経営課題に浮上している。 AI普及で、より強固な対策が必要なのは当然だが、被害を受けた場合の迅速な対策を示す事業継続計画(BCP)の整備も求められる。

2

  • TSRデータインサイト

リフォーム工事業の倒産、過去最多ペース ~ 資材高と人手不足、値引き要求で「利益なき工事」 ~

住宅ローン金利上昇、地価高騰で中古への視線が熱い。ただ、2026年のリフォーム工事会社の倒産は、1-9月で96件(前年同期比20.0%増)に達し、2002年以降の最多を更新した。このペースだと年間120件を超える。

3

  • TSRデータインサイト

ハウスメーカーの倒産、26年上半期9割増の衝撃 ~ 踏み切れない抜本再生、施主の権利保護も重要 ~

コスト高や人手不足などでハウスメーカー(木造建築工事業)の倒産が急増している。2026年上半期(1-6月)は118件発生し、前年同期から約9割増えた。

4

  • TSRデータインサイト

「税金滞納」倒産が168件、前年同期の2倍に大幅増 2026年度上半期の「税金滞納」倒産 破産が97.6%

2026年度上半期(4-9月)の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、168件(前年同期比100.0%増)と、前年同期の2倍に達し、この10年で最多を記録した。物価や人件費などのコストアップが企業収益を圧迫し、納税原資を確保できない小・零細企業の行き詰まりに拍車を掛けている。

5

  • TSRデータインサイト

年度上半期の「人手不足」倒産 過去最多の240件 深刻な“賃上げ疲れ”、『賃上げ倒産』が1.7倍に増加

2026年度上半期(4-9月)の「人手不足」倒産は、240件(前年同期比17.0%増)と過去最多を記録した。コロナ禍の2021年度同期の26件を底に、5年連続で前年同期を上回った。調査を開始した2013年以降の年度上半期では、これまで最多だった前年同期(205件)を抜いて最多を更新した。

TOPへ