破産の全東信、20年前から粉飾決算か=600億円超の債務超過のおそれ
決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産劇の裏側がわかってきた。東京商工リサーチ(TSR)の取材で、業績悪化を隠すために、多額の預金の架空計上に手を染めていた実態がみえてきた。こうした粉飾は、少なくとも20年前から続いていたようだ。
粉飾の手口は、預金残高の水増し(約170億円)や、架空債権(約154億円)、実質的に無価値な営業権の過大計上(約88億2,000万円)など。加盟店に対する未払立替精算金(約217億円)も未計上だった。
帳簿上の純資産は約24億8,000万円(2026年3月期)のプラスだが、こうした粉飾を是正すると、実質的には約605億円の債務超過だったようだ。

全東信の本社(TSR撮影)