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「リファラル採用」 企業の半数に広がる 定着率はリファラルが新卒、転職エージェントを上回る

~ 2026年6月 企業の「採用」に関するアンケート調査 ~


 人手不足やAI・DXの普及で、転職市場の活況が続き、近年はリファラル(社員が紹介)やアルムナイ(退職者の再雇用)採用も広がっている。特に、リファラル採用は、転職エージェントの紹介より従業員の定着率が高いと考える企業が多いことがわかった。
 東京商工リサーチ(TSR)は、採用に関する企業向けアンケート調査を実施した。従業員の定着率が高い採用方法は、「大差ない」を除き、「リファラル採用」が18.5%で最も高かった。
 次いで、「ハローワークを通じた中途採用」が12.1%、「新卒採用」が10.4%、「転職エージェントからの紹介」は5.4%で4番目にとどまった。新卒の定着は、大企業が26.5%でトップだったが、中小企業は9.1%にとどまり、3倍近くの差があった。また、リファラルとアルムナイの両方を取り入れている企業は、大企業で34.4%、中小企業で26.4%だった。なお、リファラル採用を取り入れている大企業は60.4%で、6割を超えている。

 TSRは6月1日~8日、インターネットで「採用」に関する企業向けアンケート調査を実施した。採用方法が広がるが、従業員の定着率は「いずれも大差ない」が40.4%でトップだった。次いで、「リファラル採用」は18.5%で、「ハローワーク通じた中途採用」の12.1%を6.4ポイント上回った。
 リファラルとアルムナイの両方を採用する企業は27.0%だった。リファラル採用のみは22.2%で、リファラル採用は合計49.2%とほぼ企業の半数に広がっている。リファラル採用の報酬は「報酬は支払っていない」を除き、「1~10万円未満」が20.7%で最も多く、「100万円以上」は0.8%だった。
 採用方法が多様化し、新卒を時間をかけて育成するか、即戦力で実力を発揮させるか、企業の人事戦略で異なる。ただ、人手不足と人件費が上昇するなか、新卒定着に期待が低い現実も浮かび上がる。企業は、自社の成長戦略に合わせた採用方法を選択し、社員の能力や個性を最大限に導き出す戦略を問われている。
※ 2026年6月1日~8日、インターネットで企業向けアンケート調査を実施し、有効回答6,475社の回答を集計、分析した。     


Q1.従業員の定着率が最も高い採用方法は次のどれですか?(単一回答)

 全企業では、「いずれも大差ない」が40.4%(5,968社中、2,413社)で最多だった。次いで、 「リファラル採用」が18.5%(1,107社)、「ハローワークを通じた中途採用」が12.1%(724社)、「新卒採用」が10.4%(625社)、「会社HPや採用広告を通じた中途採用」が7.9%(475社)、「転職エージェントからの紹介」が5.4%(323社)の順。
 規模別は、「いずれも大差ない」を除き、大企業は「新卒採用」が26.5%(464社中、123社)で最多だった。次いで、「リファラル採用」が12.5%(58社)、「転職エージェントからの紹介」が8.1%(38社)と続く。中小企業は、「リファラル採用」が19.0%(5,504社中、1,049社)で最も多く、次いで、「ハローワークを通じた中途採用」12.8%(706社)、「新卒採用」9.1%(502社)と続く。規模により「新卒採用」の定着率が大きく異なる点が注目される。

Q1.従業員の定着率が最も高い採用方法は次のどれですか?

Q2.従業員の定着率が最も低い採用方法は次のどれですか?(単一回答)

 全企業では、「いずれも大差ない」が49.3%(5,678社中、2,802社)で最多だった。次いで、 「新卒採用」13.8%(787社)、「ハローワークを通じた中途採用」13.3%(757社)、「転職エージェントからの紹介」12.6%(716社)、「会社HPや採用広告を通じた中途採用」7.8%(444社)の順だった。
 規模別では、「いずれも大差ない」を除くと、大企業は「新卒採用」が15.7%(438社中、69社)で最多。次いで、「転職エージェントからの紹介」が12.7%(56社)だった。一方、中小企業は、「ハローワークを通じた中途採用」と「新卒採用」が各13.7%(718社)で最多。僅差で「転職エージェントからの紹介」が12.5%で続く。大企業、中小企業とも「新卒採用」や「転職エージェントからの紹介」での定着率に頭を痛めているようだ。

Q2.従業員の定着率が最も低い採用方法は次のどれですか?

Q3.貴社はリファラル採用やアルムナイ採用を制度として取り入れていますか?(単一回答)

※リファラル採用(社員の紹介)、アルムナイ採用(退職した従業員の再雇用)

 全企業では「両方取り入れている」が27.0%(6,475社中、1,750社)で、「リファラル採用のみを取り入れている」は22.2%(1,438社)で、合計49.2%(3,188社)とほぼ半数の企業がリファラル採用を取り入れていた。
 規模別では、大企業は「両方取り入れている」が34.4%(473社中、163社)、「リファラル採用のみを取り入れている」が26.0%(123社)で、合計60.4%(286社)がリファラル採用を取り入れていた。中小企業は、「両方取り入れている」が26.4%(6,002社中、1,587社)、「リファラル採用のみを取り入れている」が21.9%(1,315社)で、合計48.3%(2,902社)だった。

Q3.貴社はリファラル採用やアルムナイ採用を制度として取り入れていますか?

Q4.リファラル採用を取り入れていると回答された企業に伺います。従業員の紹介者が採用に至った際、紹介した従業員に最大いくら報酬を払いますか?1人あたりでご回答ください(単一 回答)

■報酬料は「支払っていない」40.9%、「1~10万円未満」が20.7%
 Q3でリファラル採用を「取り入れている」と回答した全企業のうち、最多は「報酬は支払っていない」の40.9%(3,088社中、1,263社)だった。次いで、「1~10万円未満」が20.7%(641社)、「明確な規定はない」が20.4%(631社)、「10万~20万円未満」が9.8%(303社)、「20万~30万円未満」が4.3%(134社)と続く。「100万円以上」は0.8%(27社)で少数派だった。
 規模別は、「報酬は支払っていない」を除き、「1~10万円未満」が最も多く、大企業28.3%(75社)、中小企業20.0%(566社)だった。

Q4.リファラル採用を取り入れていると回答された企業に伺います。従業員の紹介者が採用に至った際、紹介した従業員に最大いくら報酬を払いますか?1人あたりでご回答ください

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