• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

新型コロナ破たん、2カ月ぶりに150件下回る

 4月は「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円未満含む)が147件判明し、2020年2月の第1号の発生から累計1万4,024件に達した。2026年は1月(143件)、2月(140件)と小康状態が続いていたが、3月は162件と3カ月ぶりの150件超えを記録した。4月は一転、150件を下回ったが、今年2番目の件数で、一進一退の推移が続いている。
 国内の企業数(358万9,333社、2016年総務省「経済センサス」)を基にした比率では、コロナ破たん率は0.390%で、全国の企業300社強に1社が破たんした計算となる。都道府県別で最も比率が高いのは東京都の0.664%、次いで福岡県の0.624%、宮城県の0.565%、群馬県の0.490%、大阪府の0.467%と続く。一方、最低は岐阜県の0.165%で、地域によってばらつきもある。
 2025年4月以降、コロナ借換保証の最後の返済開始がピークを迎える。業況改善に至らないまま返済原資を確保できない中小企業にはタイムリミットが迫っている。ここに資材高や人件費高騰などのコスト高に加えて、中東情勢の悪化が拍車をかける可能性も出てきた。コロナ破たんは急増の可能性は低いものの、引き続き150件を挟んで増加に転じる可能性も残している。




【都道府県別】~ 累計300件以上は14都道府県 ~
 都道府県別では、東京都が2,777件と全体の約2割(構成比19.8%)を占め、突出している。以下、大阪府1,270件、福岡県845件、愛知県631件、北海道600件、兵庫県592件、神奈川県582件、埼玉県448件、千葉県392件、京都府368件、広島県367件、宮城県336件と続く。
 300件以上が14都道府県、200件~300件未満が3県、100件~200件未満も20県に広がっている。一方、10件未満はゼロで、最少は鳥取県の36件。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

年度上半期の「人手不足」倒産 過去最多の240件 深刻な“賃上げ疲れ”、『賃上げ倒産』が1.7倍に増加

2026年度上半期(4-9月)の「人手不足」倒産は、240件(前年同期比17.0%増)と過去最多を記録した。コロナ禍の2021年度同期の26件を底に、5年連続で前年同期を上回った。調査を開始した2013年以降の年度上半期では、これまで最多だった前年同期(205件)を抜いて最多を更新した。

2

  • TSRデータインサイト

外国人「技能実習制度」認定取消しは累計754社 製造業と建設業で7割占める、ワーストは愛知県の46社

外国人技能実習制度で実習生を受け入れていた企業のうち、法令違反や不正などを理由に実習実施の認定取消処分を受ける企業が相次いでいる。 2017年11月の現行制度施行以降、累計754社にのぼり、2026年度も8月までに50社が公表され、前年度と同水準のペースで推移している。

3

  • TSRデータインサイト

再編が進むホームセンター、キーワードは「1兆円」 ~ 統合や提携、共同購買やPB商品の取り組み ~

ホームセンター業界で統合や提携で競争力を高める動きが加速している。店舗が増えながら1店舗の売上効率が低下する「オーバーストア」状態で、大手各社は次の一手を巡りしのぎを削っている。5期連続(最新期:2025年4月-2026年3月期)で決算比較が可能な48社を分析した

4

  • TSRデータインサイト

1-9月の上場企業「早期・希望退職募集」は22社 人数は5,345人、黒字企業が6割を超える

2026年1月-9月に「早期・希望退職募集」が判明した上場企業は22社(前年同期34社)、対象人数は5,345人(同1万1,909人)だった。社数は3割(35.2%)減少し、対象人数は半減(55.1%)した。

5

  • TSRデータインサイト

新型コロナ破たん、9月は133件発生

 9月は「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円未満含む)が133件判明し、2020年2月の第1号の発生から累計1万4,700件に達した。2026年は3月に162件と3カ月ぶりの150件超えを記録。しかし、4月は一転して150件を下回り、5月は119件で、2021年1月以来の120件割れとなった。

TOPへ