• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

メインバンク取引社数 国内10位の金融Gに しずおかFGと名古屋銀が統合へ、2万8,121社

 メインバンクの取引社数が全国16位のしずおかFGの静岡銀行(1万8,762社)と、名古屋銀行(9,359社)が、経営統合に基本合意したことを発表した。両行のメイン取引社数は合計2万8,121社で、国内金融グループで10位の地銀グループが誕生する。

 東京商工リサーチ(TSR)のデータベースからみた2025年の県別メインバンク取引社数は、静岡銀行は静岡県内39.3%でシェアトップだ。一方、名古屋銀行は、愛知県では三菱UFJ銀行(22.9%)、あいち銀行(12.1%)に次ぐ、3位(10.7%)で、ともに地域で高いシェアを持つ。

 新しい持株会社の下で、2バンク制による企業価値向上を目指していく。第四北越銀行と群馬銀行の経営統合による群馬新潟FG、千葉銀行と千葉興業銀行の統合によるちばFGなど、地銀再編が動き出した。メインバンク取引社数では、3メガバンクとりそなHDが頭一つ抜けている。地銀グループでは、トップがふくおかFGの4万3,063社、群馬新潟FGの3万3,430社、めぶきFGの3万3,161社の3グループが3万社超え。次いで、ちばFGの2万8,942社、北洋銀行の2万8,462社、そして今回統合を発表した静岡FGと名古屋銀行の2万8,121社が続き、ほくほくFGの2万8,079社と横浜FGの2万4,818社を上回る。

 自動車関連企業が集積する中部地区の統合だが、重複店舗は限定的という。首都圏での営業を強化するしずおかFGと愛知県で強固な地盤を持つ名古屋銀行の統合は、経済圏を広げ顧客の利便性も高まる。システム投資やバックオフィスの効率化、自動車産業への取引効果も期待される。
※ 本調査は、東京商工リサーチの企業データベース165万5,166社(各年3月末時点)のメインバンクを集計、分析した。
※ メインバンクが複数の場合、最上位行をメインバンクとした。

10位の金融グループが誕生へ


Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

上場企業「個人情報漏えい」、過去最悪ペース ~ 100万件以上、2026年はすでに10件の異常事態 ~

情報セキュリティ対策は、企業の事業継続上でも不可欠な経営課題に浮上している。 AI普及で、より強固な対策が必要なのは当然だが、被害を受けた場合の迅速な対策を示す事業継続計画(BCP)の整備も求められる。

2

  • TSRデータインサイト

リフォーム工事業の倒産、過去最多ペース ~ 資材高と人手不足、値引き要求で「利益なき工事」 ~

住宅ローン金利上昇、地価高騰で中古への視線が熱い。ただ、2026年のリフォーム工事会社の倒産は、1-9月で96件(前年同期比20.0%増)に達し、2002年以降の最多を更新した。このペースだと年間120件を超える。

3

  • TSRデータインサイト

ハウスメーカーの倒産、26年上半期9割増の衝撃 ~ 踏み切れない抜本再生、施主の権利保護も重要 ~

コスト高や人手不足などでハウスメーカー(木造建築工事業)の倒産が急増している。2026年上半期(1-6月)は118件発生し、前年同期から約9割増えた。

4

  • TSRデータインサイト

「税金滞納」倒産が168件、前年同期の2倍に大幅増 2026年度上半期の「税金滞納」倒産 破産が97.6%

2026年度上半期(4-9月)の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、168件(前年同期比100.0%増)と、前年同期の2倍に達し、この10年で最多を記録した。物価や人件費などのコストアップが企業収益を圧迫し、納税原資を確保できない小・零細企業の行き詰まりに拍車を掛けている。

5

  • TSRデータインサイト

年度上半期の「人手不足」倒産 過去最多の240件 深刻な“賃上げ疲れ”、『賃上げ倒産』が1.7倍に増加

2026年度上半期(4-9月)の「人手不足」倒産は、240件(前年同期比17.0%増)と過去最多を記録した。コロナ禍の2021年度同期の26件を底に、5年連続で前年同期を上回った。調査を開始した2013年以降の年度上半期では、これまで最多だった前年同期(205件)を抜いて最多を更新した。

TOPへ