社名に「馬」「午」が付く企業、全国に6,864社 ~ 「蛇(巳)」の約8倍、最多は約2割を占める群馬県 ~
2026年は午年。社名に「馬」「午」が付く企業は全国に6,864社(馬6,801社、午63社)で、「蛇(巳)」の891社の約8倍にのぼることが東京商工リサーチ(TSR)の調査でわかった。本社の所在地別では、県名に「馬」が付く群馬県が1,358社(19.7%)で最多だった。
6,864社のうち、業績が3期比較できる1,049社の2024年度(2024年4月-25年3月)の売上高合計は5兆7,559億円。各業界の名門企業も多く、2026年は社名に「馬(午)」が付く企業が駆け回り、ひょっとしたら群馬県の躍進の年かもしれない。TSRの企業データベース(440万社)から抽出し、分析した。
馬(午)が社名に入った企業
6,864社の業歴(創業不明の場合、法人は設立年)で最多は50年以上100年未満の1,597社(構成比23.2%)だった。100年以上は112社(同1.6%)で、50年以上は合計1,709社(同24.8%)に達する。4社に1社が50年以上で長命の企業が多い。
本社地の都道府県別では、県名に「馬」が付く群馬県が1,358社(構成比19.7%)とグンを抜く。2位は「練馬区」のある東京都の1,265社(同18.4%)。3位から社数は急減し、3位は大阪府の342社(同4.9%)、4位は兵庫県の281社(同4.0%)、5位に「相馬市、南相馬市、相馬郡」が所在する福島県257社(同3.7%)が続く。

「馬(午)」企業の業績
2024年度まで3期連続で売上高と最終利益(利益)が比較可能な「馬(午)」企業の1,049社の業績を分析した。
2024年度の売上高合計は5兆7,559億円(前年度比1.8%増)、利益も1,519億円(同14.3%増)と好調だった。有馬記念が盛り上がった「日本中央競馬会」や、有力地銀の「群馬銀行」、プラスチック総合メーカーの「天馬」など名門企業が分析対象に含まれる。

午年設立の法人は、十二支で最少の27万1,110社。だが、社名に「馬(午)」の付く企業は業績を伸ばしており、2026年も各業界を牽引するリーダーになりそうだ。