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会社更生の中川企画建設がスポンサー選定、SMBCがDIPファイナンス

 10月20日に会社更生開始決定を受けた中川企画建設(株)(TSRコード:570143934、大阪市)は12月1日、(株)地域みらいグループ(TSRコード:870535358、福岡市)をスポンサーに選定した。また、三井住友銀行がDIPファイナンスとして融資枠を設定する。

 中川企画建設は老舗の土木建築業者として地盤を形成し、2022年5月期にピークとなる売上高283億7665万円をあげた。しかし、メガソーラー(再生エネルギー)事業でトラブルが発生して資金繰りが悪化。また、不適切会計の発覚や公租公課の滞納もあり、今年10月9日に会社更生法の適用を申請していた。
 今後、建築・土木、清掃管理、保育事業を会社分割によりスポンサー側へ承継する。再エネ事業は承継しない。

 スポンサーの地域みらいグループは、(株)北洋建設(TSRコード:870049488、福岡市)を中核とした企業グループ。中川企画建設へのスポンサーで商圏は広がることになる。

 三井住友銀行によるDIPファイナンスは30億円。支援の枠組みが固まり、中川企画建設の再建が動き出すことになる。

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