• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

ユニゾHD、12社がスポンサーに名乗り=NSSKグループとの基本合意は解除


 4月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、スポンサーを再選定中のユニゾホールディングス(株)(TSR企業コード:293391149、東京都港区、以下ユニゾHD)は7月19日、債権者向け説明会を開催した。席上、ユニゾHDはスポンサー選定について、12社から第一次意向表明書の提出を受けたことを明らかにした。また、4月26日付で締結していた(株)日本産業推進機構(TSR企業コード:012545015、東京都港区、以下NSSK)グループとのスポンサー支援に関する基本合意は、7月7日に解除したことも明らかにした。NSSKは、他の参加者と同条件で第二次選定手続きに進む。

 関係者によると、第一次意向選定手続きには22社が参加した。このうち、6月30日が提出期限だった第一次意向表明書の提出は12社だった。ユニゾHDグループ全体の支援のほか、国内ホテルと国内オフィスに対する支援意向書を提出したスポンサー候補者もあった。

 東京商工リサーチの取材に対し、関係者は「(金融債権者への弁済予定額が)借入残高を割り込む支援内容なら担保権者も社債権者も納得せず、今後の交渉は混乱するだろう」とコメントした。

 ユニゾHDの再建を巡っては、ラストルック(他社の提案内容を加味した上で最終提案できる)条項がNSSKグループに付与されていることに対し、債権者やスポンサー候補者が反発していた。NSSKとの基本合意が解除されたことで、スポンサー選定は大きく前進する可能性がある。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「最低賃金」改定で、51.3%の企業が「給与変更」 2020年代の1,500円 「対応不可能」が4割切る

厚生労働省は9月3日、2026年度の全国の最低賃金額(平均)を1,177円(56円増)に引き上げた。 1978年度に目安制度が始まって以降、平均引き上げ額56円は前年度に続き2番目の高さで、これを受けて給与改定を迫られる企業が半数に達することがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

1-9月「医療機関」倒産 過去最多の59件 身近なクリニック、歯科医院で苦境が鮮明

医療機関の倒産が再び勢いを増している。2026年1月-9月に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院などの「医療機関」は59件(前年同期比28.2%増)と、過去最多を更新した。

3

  • TSRデータインサイト

「税金滞納」倒産が168件、前年同期の2倍に大幅増 2026年度上半期の「税金滞納」倒産 破産が97.6%

2026年度上半期(4-9月)の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、168件(前年同期比100.0%増)と、前年同期の2倍に達し、この10年で最多を記録した。物価や人件費などのコストアップが企業収益を圧迫し、納税原資を確保できない小・零細企業の行き詰まりに拍車を掛けている。

4

  • TSRデータインサイト

「社会保険の適用拡大」 中小・零細企業ほど負担増 企業の44.9%が「働き控え」懸念、「未対応」も半数

2026年10月から非正規従業員にも社会保険の適用が拡大された。「月収8万8,000円以上」の賃金要件が撤廃され給与額に関わらず条件を満たす社員は、新たに厚生年金や健康保険の加入対象となる。10月1~8日企業を対象に「社会保険適用の基準変更」に関するアンケート調査を実施した。

5

  • TSRデータインサイト

2026年1-9月「デイサービス」倒産47件 同期間で過去最多、介護業界の苦境鮮明

デイサービスなど「通所・短期入所介護事業」の倒産が増加している。2026年は9月までに47件(前年同期比34.2%増)と大幅に増加し、1-9月で過去最多を更新した。多様化するサービスなど、他社との競争が激化するほか、物価高に人手不足も重なり、苦境が深まっている。

TOPへ