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コロナ破たん、3月はすでに80件が発生 累計3050件に「新型コロナウイルス」関連破たん【3月11日16:00 現在】

  3月11日は16時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が5件判明、全国で累計2,907件(倒産2,774件、弁護士一任・準備中133件)となった。
2021年は2月以降100件超えが続き、9月以降は4カ月連続で最多を更新、12月は過去最多の174件を記録した。2021年の年間件数は1,718件に達し、2020年の843件に比べて約2倍に増加した。
2022年1月は113件と5カ月ぶりに前月を下回ったが、2月は153件と前月を大幅に上回り、13カ月連続で100件超え。3月も11日現在で80件と高水準が続いている。
倒産集計の対象外となる負債1,000万円未満の小規模倒産は累計143件判明。この結果、負債1,000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計で3,050件となった。
「まん延防止等重点措置」適用地域の約半数が当初の期限から延長し、3月21日まで継続する。感染者数が高止まりし、全国的に影響が長期化するなかで営業機会が減少している飲食業や、外出自粛などによる消費関連企業の疲弊感が増している。
政策支援、金融機関によるリスケ対応などの支援のほか、3月4日には経済産業省や金融庁などが「中小企業活性化パッケージ」を公表。支援策はさらに拡充された。ただし、業績不振の長期化で過剰債務に陥った企業は増加している。息切れやあきらめによる脱落が徐々に増え、コロナ破たんは当面、高水準で推移するとみられる。

【都道府県別】(負債1,000万円以上) ~ 100件以上は8都道府県 ~

 都道府県別では、東京都が617件(倒産596件、準備中21件)に達し、全体の2割強(構成比21.2%)を占め、突出している。以下、大阪府298件(倒産286件、準備中12件)、福岡県142件(倒産135件、準備中7件)、神奈川県(倒産127件、準備中4件)と愛知県(倒産131件)、兵庫県(倒産125件、準備中6件)が各131件、北海道105件(倒産102件、準備中3件)、埼玉県103件(倒産93件、準備中10件)と続く。
11日は東京都や広島県、岡山県、山口県、鹿児島県で各1件判明した。10件未満は2県、10~20件未満が10県、20~50件未満が20府県、50件以上100件未満が7県、100件以上は8都道府県に広がっている。

【業種別】(負債1,000万円以上) ~ 飲食が最多の494件、建設、アパレル、食品卸、宿泊が続く ~

 業種別では、来店客の減少、休業要請などで打撃を受けた飲食業が最多で494件に及ぶ。「まん延防止等重点措置」適用地域では営業制限が続き、経営体力の消耗やあきらめによる飲食業の新型コロナ破たんがさらに増加する可能性も強まっている。
次いで、工事計画の見直しなどの影響を受けた建設業が311件、小売店の休業が影響したアパレル関連(製造、販売)の230件。このほか、飲食業などの不振に引きずられている飲食料品卸売業が131件。インバウンドの需要消失や旅行・出張の自粛が影響したホテル,旅館の宿泊業が117件と、上位を占めている。

【負債額別】(負債1,000万円以上)

 負債額が判明した2,864件の負債額別では、1千万円以上5千万円未満が最多の1,080件(構成比37.7%)、次いで1億円以上5億円未満が927件(同32.3%)、5千万円以上1億円未満が533件(同18.6%)、5億円以上10億円未満が167件(同5.8%)、10億円以上が157件(同5.4%)の順。
負債1億円未満が1,613件(同56.3%)と半数以上を占める。一方、100億円以上の大型破たんも6件発生しており、小・零細企業から大企業まで経営破たんが広がっている。

【形態別】(負債1,000万円以上)

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産した2,774件の形態別では、破産が2,466件(構成比88.8%)で最多。次いで民事再生法が122件(同4.3%)、取引停止処分が115件(同4.1%)、特別清算が58件、内整理が12件、会社更生法が1件と続く。
「新型コロナ」関連倒産の9割を消滅型の破産が占め、再建型の会社更生法と民事再生法の合計は1割未満にとどまる。業績不振が続いていたところに新型コロナのダメージがとどめを刺すかたちで脱落するケースが大半。
先行きのめどが立たず、再建型の選択が難しいことが浮き彫りとなっている。

【従業員数別】(負債1,000万円以上)

 「新型コロナ」関連破たんのうち、従業員数(正社員)が判明した2,757件の従業員数の合計は2万7,586人にのぼった。
2,757件の内訳では従業員5人未満が1,573件(構成比57.0%)と、半数以上を占めた。次いで、5人以上10人未満が540件(同19.5%)、10人以上20人未満が336件(同12.1%)と続き、従業員数が少ない小規模事業者に、新型コロナ破たんが集中している。
また、従業員50人以上の破たんは2021年上半期(1-6月)で17件、下半期(7-12月)で15件。2022年は6件発生している。



※ 企業倒産は、負債1,000万円以上の法的整理、私的整理を対象に集計している。
※ 原則として、「新型コロナ」関連の経営破たんは、担当弁護士、当事者から要因の言質が取れたものなどを集計している。
※ 東京商工リサーチの取材で、経営破たんが判明した日を基準に集計、分析した。

0311以上

‌               (負債1,000万円以上)                  

0311未満

‌               (負債1,000万円未満を含む)                      

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