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自転車製造のブリヂストンサイクル、埼玉・騎西工場を6月に閉鎖へ

 (株)ブリヂストン(TSR企業コード:291043534、東京都中央区)は、子会社で自転車製造を手掛けるブリヂストンサイクル(株)(TSR企業コード:310011019、埼玉県上尾市、以下BSC)の騎西工場(埼玉県加須市)を6月に閉鎖し、中国工場(中国・江蘇省)と上尾工場(埼玉県上尾市)に生産を移管すると発表した。騎西工場の従業員はBSC内の他事業所へ再配置する予定という。

 ブリヂストンは、2020年12月期(連結、国際会計基準)の最終利益が233億100万円の赤字だった。赤字は1951年12月期以来、69年ぶり。今年2月16日に中期事業計画で経費・コスト構造改革を進めることを公表し、BSCは工場集約で生産性向上を目指す。

 騎西工場は、1971年に自転車生産を開始した。年間生産台数は約22万台(2020年)で、従業員数は今年2月現在、169名。地域社会に対し、影響が最小限になるよう十分検討した上で、適切に対応していくとしている。工場閉鎖後の方向性は協議中で、現時点で方針は決まっていない。

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