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「新型コロナウイルス」関連破たん【2月25日16:00 現在】

 2月25日は16時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が8件(倒産6件、弁護士一任・準備中2件)判明し、累計は全国で1,049件(倒産968件、弁護士一任・準備中81件)となった。

 月別では2020年9月以降3カ月連続で100件超え。12月、1月は2カ月連続で100件を下回ったが90件台と、引き続き高い水準で推移した。2月は25日までに113件に達し、これまで過去最多だった2020年10月(105件)を上回り、月別での最多を更新した。

 なお、倒産集計の対象外となる負債1,000万円未満の小規模倒産は累計49件判明。この結果、負債1,000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計1,098件となった。

 第1号のコロナ関連破たんは、2020年2月25日の(株)冨士見荘(蒲郡市、旅館経営)の事業停止だった。第1号発生から1年が経過したが、この間にコロナ破たんは1,000件以上に膨らんだ。

 中小企業の疲弊感が強まるなか、コロナ関連破たんの増勢ペースが鮮明になってきた。支援策頼みで経営を維持している企業も多く、小・零細規模の息切れやあきらめ型の増加で、コロナ関連破たんは年度末を控え、ピッチをあげる可能性が高まっている。

【都道府県別】(負債1,000万円以上)~ 広島県で30件目が発生、10都道府県で30件以上 ~

 都道府県別では、東京都が258件(倒産240件、準備中18件)に達し、全体の4分の1(構成比24.5%)を占め、突出している。以下、大阪府101件(倒産93件、準備中8件)、神奈川県54件(倒産51件、準備中3件)、愛知県50件(倒産49件、準備中1件)、兵庫県44件(倒産41件、準備中3件)、北海道41件(倒産40件、準備中1件)と続く。
 25日は東京都で4件、北海道、千葉県、広島県、福岡県でそれぞれ1件ずつ判明。広島県で30件目が判明し、都道府県別では10~20件未満が16府県、20~30件未満が2県、30件以上は10都道府県に広がっている。

【業種別】(負債1,000万円以上) ~ 飲食業が181件、アパレル97件、建設91件、宿泊68件 ~

 業種別では、来店客の減少、休業要請などで打撃を受けた飲食業の181件が最多。緊急事態宣言の再発令で飲食業の新型コロナ破たんがさらに増加する可能性が強まっている。
 次いで、百貨店や小売店の休業が影響したアパレル関連(製造、販売)が97件。工事計画の見直しなどの影響を受けた建設業が91件、インバウンドの需要消失や旅行・出張の自粛が影響したホテル,旅館の宿泊業が68件と続く。
 また、飲食業などの不振に引きずられている飲食料品卸売業が50件、食品製造業も35件と目立ち、飲食業界の不振が関連業種に波及している。

【負債額別】(負債1,000万円以上)

 負債額が判明した1,026件の負債額別では、最多が1億円以上5億円未満で369件(構成比35.9%)。次に、1千万円以上5千万円未満344件(同33.5%)、5千万円以上1億円未満170件(同16.5%)、10億円以上が73件(同7.1%)、5億円以上10億円未満が70件(同6.8%)の順。
 負債1億円未満が514件(同50.0%)と半数を占める。一方、100億円以上の大型倒産も5件発生しており、小・零細企業から大企業まで経営破たんが広がっている。

【形態別】(負債1,000万円以上)

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産した968件の形態別では、破産が853件(構成比88.1%)で最多。次いで民事再生法が55件(同5.6%)、取引停止処分が52件(同5.3%)、特別清算が7件(同0.7%)、会社更生法が1件(同0.1%)と続く。
 「新型コロナ」関連倒産の約9割を消滅型の破産が占め、再建型の会社更生法と民事再生法の合計は1割未満にとどまる。業績不振が続いていたところに新型コロナのダメージがとどめを刺すかたちで脱落するケースが大半。
 先行きのめどが立たず、再建型の選択が難しいことが浮き彫りとなっている。

【従業員数別】(負債1,000万円以上)

 「新型コロナ」関連破たんのうち、従業員数(正社員)が判明した961件の従業員数の合計は1万4,227人にのぼった。
 961件の内訳では従業員5人未満が496件(構成比51.6%)と、半数を占めた。次いで、5人以上10人未満が182件(同18.9%)、10人以上20人未満が144件(同14.9%)と続き、従業員数が少ない小規模事業者に、新型コロナ破たんが集中している。
 一方、2月は従業員50名以上の破たんが4件発生しており、中堅規模以上の企業の破たんも徐々に目立っている。

※ 企業倒産は、負債1,000万円以上の法的整理、私的整理を対象に集計している。
※ 原則として、「新型コロナ」関連の経営破たんは、担当弁護士、当事者から要因の言質が取れたものなどを集計している。
※ 東京商工リサーチの取材で、経営破たんが判明した日を基準に集計、分析した。


日本地図0225①

‌               (負債1,000万円以上)                  

日本地図0225②

‌               (負債1,000万円未満を含む)                      

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