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「新型コロナウイルス」関連破たん状況【9月9日17:00 現在】

 9月9日は17時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が1件(倒産1件)発生、2月からの累計は、全国で461件(倒産412件、弁護士一任・準備中49件)に達した。
 月別推移では2月2件、3月22件から4、5月は80件台に急増。6月は単月最多の103件が発生したが、7月は80件、8月は67件と前月を下回って推移、9月は9日までに20件が発生した。
 このほか、集計対象外だが、負債1,000万円未満のコロナ関連の小規模倒産は累計19件。
 資金力の乏しい小・零細企業を中心に、新型コロナの影響を受けた息切れ破たんが断続的に発生している。支援に依存しながら経営を維持している企業は多く、悪影響が長引けば長引くほど、脱落が加速する可能性がある。引き続き、コロナ関連破たんの動向は予断を許さない状況が続いている。

【都道府県別】 ~ 東京都が突出、10件以上の発生は12都道府県~

 9月1日にこれまで発生ゼロだった高知県で初めて発生し、全都道府県に広がった。
 このうち、東京都が116件(倒産107件、準備中9件)に達し、全体の4分の1(構成比25.1%)と突出。以下、大阪府43件(倒産36件、準備中7件)、北海道25件(倒産25件)、愛知県23件(倒産22件、準備中1件)と続き、10件以上の発生は12都道府県。
 9日は静岡県で17件目となるコロナ関連破たんが発生した。金属製品のメーカーが「新型コロナウイルス」の影響から急激な受注減少に陥り、事業継続を断念した。

【業種別】 ~ 飲食業が66件で最多、アパレル関連53件、宿泊業45件で続く ~

 業種別では来店客の減少、休業要請などが影響した飲食業が66件で最多。次いで百貨店や小売店の休業が影響したアパレル関連(製造、販売)が53件、インバウンド需要消失や旅行・出張の自粛が影響した宿泊業が45件と、3業種が突出。このほか、飲食業者向けなどの売上減少が影響した飲食料品卸売業も23件発生している。

【負債額】

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産412件のなかで負債額が判明した411件の負債額別では、最多が1億円以上5億円未満で163件(構成比39.6%)。次に、1千万円以上5千万円未満107件(同26.0%)、5千万円以上1億円未満64件(同15.5%)、10億円以上43件(同10.4%)、5億円以上10億円未満34件(同8.2%)の順。
 負債1億円未満が171件(同41.6%)を占める。一方、100億円以上の大型倒産も3件発生し、小・零細企業から大企業まで経営破たんが広がっている。

【形態別】

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産した412件の形態別では、破産が362件(構成比87.8%)で最多。次いで、民事再生法が30件(同7.2%)、取引停止処分20件(同4.8%)だった。
 「新型コロナ」関連倒産の約9割を消滅型の破産が占め、再建型の民事再生法は1割未満にとどまる。
 業績不振が続いていたところに新型コロナのダメージがとどめを刺すかたちで脱落するケースが大半。先行きのめどが立たず、再建型の選択が難しいことが浮き彫りとなっている。

※ 企業倒産は、負債1,000万円以上の法的整理、私的整理を対象に集計している。
※ 原則として、「新型コロナ」関連の経営破たんは、担当弁護士、当事者から要因の言質が取れたものなどを集計している。
※ 東京商工リサーチの取材で、経営破たんが判明した日を基準に集計、分析した。


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