• TSRデータインサイト

ケフィアグループの第1回債権者集会、配当は「11社で実施見込み」

 干し柿や各種ジュースなどの「オーナー制度」で高齢者を中心に3万人以上が被害を受け、2018年9月3日に東京地裁から破産開始決定を受けた(株)ケフィア事業振興会(TSR企業コード: 298080745、東京都千代田区、代表:鏑木秀彌氏、以下ケフィア)などケフィアグループ28社の債権者集会が5月21日、都内で開かれた。
 集会では、鏑木秀彌元会長や破産管財人の内田実弁護士ら関係者が登壇。雨天にもかかわらず約1000人の債権者が出席した。

 配布された資料によると、ケフィアの負債総額は1002億7286万円。うち、一般債権は1001億5019万円に達する。
 内田管財人は、本社ビルやテーマパーク「かぶちゃん村」の売却など、資産処分を進めていた。さらに、2018年3月以降、グループ会社の社員が会員らから調達した資金の一部を仮想通貨に投資していたことも明らかにしている。
 注目される配当は、ケフィア事業振興会(ケフィア)、かぶちゃん九州、かぶちゃんメガソーラー、ケベッククラブ、九州クラブ、かぶちゃん電力、かぶちゃんファームなど11社で実施できる見込み。
 ケフィアは2017年11月頃から会員へ配当や利息が滞り、被害弁護団が結成。2019年2月に出資法違反容疑で警視庁が家宅捜査を行っていた。
 なお、かぶちゃん農園の代表を務めていた秀彌氏の息子の武弥氏は2月14日、都内の自宅マンションで死亡を確認された。


会場に入る債権者ら(21日13時40分頃、TSR撮影)

会場に入る債権者ら(21日13時40分頃、TSR撮影)

 TSR情報とは

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

退職代行「モームリ」、運営会社の代表変更

退職代行「モームリ」を運営する(株)アルバトロス(TSRコード:694377686、横浜市)は、公式ホームページの代表取締役を変更した。

2

  • TSRデータインサイト

バイオベンチャーのSpiber、事業譲渡後に特別清算 ~ ユニコーン企業、2025年12月期は438億円の最終赤字 ~

バイオベンチャーとして注目されたSpiber(株)(TSRコード:363798706、山形県鶴岡市)が約300億円の債務超過を解消できず、新会社に事業を譲渡後、特別清算を申請する方針を固めた。

3

  • TSRデータインサイト

家事代行の倒産が過去最多 ~ 老舗・大手がひしめくなか、参入も急増 ~

共働きや独身世帯の増加で、掃除や料理、洗濯、ベビーシッターなど、家事代行(家事サービス)のニーズは高い。子育てだけでなく介護も加わり、市場は広がる。 一方、家事代行業者の倒産が急増している。2025年度は4-2月で11件に達し、すでに過去最多を更新した。

4

  • TSRデータインサイト

「イタメシ」「韓国料理」など専門料理店の倒産最多 ~ インバウンドの取りこぼしと輸入食材の高騰 ~

イタメシ、韓国料理、フレンチ、タイ料理など専門料理店の倒産が急増している。2025年度(4-3月)の倒産は2月までにバブル期の1988年度以降、最多の85件に達した。

5

  • TSRデータインサイト

メインバンク取引社数 国内10位の金融Gに しずおかFGと名古屋銀が統合へ、2万8,121社

メインバンクの取引社数が全国16位のしずおかFGの静岡銀行(1万8,762社)と、名古屋銀行(9,359社)が、経営統合に基本合意したことを発表した。両行のメイン取引社数は合計2万8,121社で、国内金融グループで10位の地銀グループが誕生する。

TOPへ