• TSRデータインサイト

東芝メモリとともに売却された14社が判明

 6月1日、(株)東芝(TSR企業コード:350323097、東証2部)は、半導体メモリ事業を担う東芝メモリ(株)(TSR企業コード:023477687)を売却したと発表した。売却先は、米投資ファンド「べインキャピタル」を中心に組成された日米韓連合の(株)Pangea(TSR企業コード:024937533)。売却額は2兆3億円。東芝はPangeaに3,505億円を再出資し議決権の40.2%を得て、持分法適用会社とした。
同時に公表された東芝メモリの2018年3月期の業績(単体)は、売上高1兆1,185億円、営業利益4,605億円、経常利益4,606億円、当期純利益6,192億円だった。東芝メモリは2017年2月に設立された企業であり、東芝や東芝メモリが同等セグメントの2017年3月期の単体業績を開示していないため、前期比較は出来ない。ただ、半導体メモリ事業は、東芝の2018年3月期の連結営業利益の約9割を占めており、東芝の「稼ぎ頭」だった。
東芝メモリの売却に伴い、関連14社もPangeaの傘下となった。6月4日、東芝メモリの担当者は東京商工リサーチ(TSR)の取材に応じ、14社の社名を開示した。14社は下記の通り。

国内会社

・東芝メモリシステムズ(株)(TSR企業コード:350650241、DUNSナンバー:70-584-7408)
・東芝メモリアドバンスドパッケージ(株)(TSR企業コード:882010778、DUNSナンバー:69-773-4069)
・東芝メモリ岩手(株)(TSR企業コード:026648466、DUNSナンバー:69-363-6399)
・東芝メモリエトワール(株)(TSR企業コード:027192180、DUNSナンバー:71-744-1065)

海外会社

・Toshiba Memory America, Inc. (DUNSナンバー: 08-070-8925)
・Toshiba Memory Europe GMBH(DUNSナンバー: 31-435-7139)
・Toshiba Memory Asia, Ltd.(DUNSナンバー: 66-464-9187)
・Toshiba Electronics (China) Co., Ltd.
・Toshiba Devices & Storage (Shanghai) Co., Ltd.
・Toshiba Memory Singapore Pte. Ltd.(DUNSナンバー: 65-926-4360)
・Toshiba Memory Semiconductor Taiwan Corporation(DUNSナンバー: 65-801-9179)
・Toshiba Memory Taiwan Corporation(DUNSナンバー: 65-887-4650)
・Toshiba Memory Korea Corporation(DUNSナンバー: 69-496-4341)
・Microtops Design Corporation(DUNSナンバー: 65-655-3380 )


(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2018年6月5日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)


 TSR情報とは

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

破産の全東信、20年前から粉飾決算か=600億円超の債務超過のおそれ

決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産劇の裏側がわかってきた。東京商工リサーチ(TSR)の取材で、業績悪化を隠すために、多額の預金の架空計上に手を染めていた実態がみえてきた。

2

  • TSRデータインサイト

全東信の破産、焦付不可避と機会損失 ~外食団体、「セーフティネット保証1号」適用を要請~

クレジットカード決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産の余波が広がっている。7月6日に負債1,259億円(2025年3月期決算時点)を抱え、大阪地裁から破産開始決定を受けて以降、取引金融機関が取り立て不能等を次々と開示している。

3

  • TSRデータインサイト

全東信の粉飾、資本と営業権と不動産から読み解く

大手決済代行の(株)全東信の粉飾は見抜けたのか。破産したいま、過去の決算書を基に違和感を指摘するのは難しくない。預金残高の水増しや債権の架空計上など、全東信はありきたりの手口に手を染めていた。

4

  • TSRデータインサイト

準自己破産の全東信、近畿産業信組が219億円貸出

大手決済代行の(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪府)の資金調達先が東京商工リサーチ(TSR)の取材で判明した。

5

  • TSRデータインサイト

止まらない建設業の倒産、職別工事が総合工事を抜く ~ 施工力が「希少資源」、動き始めた内製化 ~

2025年の建設業の倒産は、2,014件(前年比4.6%増)で、4年連続で前年を上回り、2013年(2,421件)以来、12年ぶりに2,000件を超えた。 コロナ禍の2021年に1,065件と2000年以降では最少を記録。その後は増勢に転じ、わずか4年で約2倍に増加した。

TOPへ