• TSR速報

菱秋木材(株)

画像は実際の企業と関係はありません

画像は実際の企業と関係はありません

~令和では秋田県内で最大の負債額~

 菱秋木材(株)(秋田県能代市)は7月14日、秋田地裁より破産開始決定を受けた。
 破産管財人には田中伸一弁護士(田中法律事務所、秋田市山王3-1-13)が選任された。
 負債総額は約30億円。

 1946年5月創業。能代市の主要産業である木材産業を支える老舗企業の1社として高い知名度を有していた。当初は天然秋田杉の製材を手掛けていたが、時流の変化により1993年頃より造作用集成材や構造用集成材の製造にシフトし、県外大手業者を中心に受注基盤を確立。集成管柱「ちからもち」を主力製品に月間10万本を製造するなどして、ピークの2006年8月期には売上高約51億7600万円を計上していた。
 しかし、住宅着工件数の減少など国内需要の落ち込みにより事業規模の縮小を余儀なくされ、近年の年間売上高は10億円台まで落ち込むとともに、たびたび赤字を計上。また、仕入れや設備投資に対しても資金需要が旺盛となり借入依存度の高い財務状況に陥っていた。
 こうしたなか、大手ハウスメーカーの指定業者から外れたことも影響し、人員整理などにより経営改善を目指したものの、環境は変わらず2025年7月10日までに事業を停止し、今回の措置となった。

※菱秋木材(株)(TSRコード:220000930、法人番号:7410001007228、能代市字悪戸67-1、設立1962(昭和37)年4月、資本金4000万円)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ハウスメーカーの倒産、26年上半期9割増の衝撃 ~ 踏み切れない抜本再生、施主の権利保護も重要 ~

コスト高や人手不足などでハウスメーカー(木造建築工事業)の倒産が急増している。2026年上半期(1-6月)は118件発生し、前年同期から約9割増えた。

2

  • TSRデータインサイト

倒産と無縁の税理士業界に異変、2026年上半期は4件発生 粉飾は詐欺罪も、コンプラ違反と健康問題がリスクに

過去、税理士事務所の倒産は半年で、概ね1~2件にとどまっていた。景気状況に相関せず、倒産と無縁の税理士業界だったが、2026年上半期(1-6月)はすでに4件発生した。

3

  • TSRデータインサイト

エブリライブの元従業員、「突然の解雇」に困惑

6月初旬から連絡が取りにくくなっているライブ配信のエブリライブ(株)(東京都港区)が、同時期に大半の従業員を解雇していたことがわかった。  解雇を通知の際、エブリライブ側は従業員に「破産予定のため」と説明したという。解雇された元従業員が東京商工リサーチの取材に応じた。

4

  • TSRデータインサイト

2026年上半期「医療機関」倒産 増勢続く 上半期で2番目の38件、「後継者難」は最多

医療機関の倒産が止まらない。2026年上半期(1-6月)に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院などの「医療機関」は、38件(前年同期比15.1%増)と大幅に増加した。上半期では、2006年以降の20年間で、2024年と2025年の33件を上回り、2009年の39件に次ぐ2番目の高水準となった。

5

  • TSRデータインサイト

愛媛県のいよぎんHDと愛媛銀が経営統合へ  メインバンク取引社数 金融Gでは国内21位に

愛媛県内にある企業のメインバンクシェア57.5%(県内メインバンク取引社数1万966社)の伊予銀行を傘下に持ついよぎんホールディングスと、県内2位で18.5%(同3,542社)の愛媛銀行が、7月24日開催の取締役会で経営統合を付議することを発表した。

TOPへ