• TSR速報

(株)占部組 

※画像は実際の企業と関係はありません

※画像は実際の企業と関係はありません

2025年度の九州沖縄地区の建設業で最大規模

 (株)占部組(春日市)は3月31日までに事業を停止し、福岡地裁への破産申請を管納啓文弁護士(弁護士法人みらい法律事務所、福岡市中央区警固1-12-11)ほか5名に一任した。
 負債総額は49億9414万円(2025年8月期末時点)。
 
 1933年1月、建設業を目的に「占部組」の屋号で個人創業。創業以来、宗像地区(宗像市、福津市、旧津屋崎町)に受注基盤を築き、地元公共工事で実績を重ね、土木工事を主体に地区上位クラスにまで成長した。しかし、公共工事の予算削減で受注が減少。打開策として2006年頃より、主力を商業店舗の造成工事にシフト。コンビニ各社の店舗向け造成工事で業容を再び拡大させた。

 その後、業界大手との取引が本格化し、大型商業施設やチェーン店などの店舗施工・開発も加わり、順次営業所を開設し2024年8月期の完工高は100億円を突破。2025年8月期には110億8710万円に達し過去最高を更新していた。
 一方で採算性が低く、支払いの延期要請や遅延が発生するなど資金繰りは厳しい状況が続いていた。

 こうしたなか、2025年12月には当社を被告とした訴訟を提起され、2026年に入ってからも支払遅延が発生するなど資金繰りが限界となり、今回の事態となった。


※(株)占部組(TSRコード:870140523、法人番号:9290001036691、春日市春日原北町3-58-1、設立1954(昭和29)年11月、資本金2000万円)

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSR速報 ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「士業」の倒産、2年連続最多

「士業」の倒産が目立ってきた。給付金の不正受給の指南や、顧客から預かった資金の流用など、近年はコンプライアンス違反が原因で倒産するケースも目立つ。

2

  • TSRデータインサイト

「歯科関連」倒産 20年間で最多の39件 診療報酬改定の効果と中東情勢の行方

コンビニより多い歯医者が苦境に立たされている。2025年に「歯科診療所(歯医者)」と「歯科技工所」の倒産は、39件(前年度比56.0%増)と急増、2006年度以降の20年間で最多だった。

3

  • TSRデータインサイト

緊迫続く中東情勢 企業の約8割で事業にマイナス ガソリン価格と原材料の高騰、品薄に根強い懸念

 4月8日、米国とイランは2週間の停戦に合意したと伝えられるが、その間もイスラエルがレバノンを攻撃したと報じられるなど、ホルムズ海峡が全面開放されるかまだ不透明な状況が続く。この状況を受け、国内企業の約8割が「マイナスの影響がある」と回答した。

4

  • TSRデータインサイト

2025年度の「ラーメン店」倒産 過去2番目の57件 負債1億円以上が増加、効率化と付加価値が課題に 

2025年度(4‐3月)の「ラーメン店」倒産は57件(前年度比21.2%増)だった。集計可能な2009年度以降では、過去最多を記録した2023年度の63件に次ぐ、2番目の高水準だった。

5

  • TSRデータインサイト

クリアースカイの債権者が会見 ~ 第三者破産の経緯を説明 ~

4月7日、合同会社クリアースカイ(TSRコード: 137254873、京都府)の債権者が京都市内で会見した。同日に債権者が申し立てた破産(第三者破産)に関して経緯などを説明した。 会見には、多数の債権者のほか申立代理人の加藤博太郎弁護士、石戸悠太朗弁護士(加藤・轟木法律事務所)が出席した

TOPへ