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2026年上半期「物価高」倒産 最多の439件 最多は飲食店の71件、中堅から零細企業に広がる

~ 2026年上半期(1-6月) 「物価高」倒産動向 ~


 2026年上半期(1-6月)の「物価高」倒産は、439件(前年同期比27.6%増)だった。2022年から続く円安局面では、それまで最多だった2024年同期の375件を上回り、大幅に最多件数を更新した。
 負債総額は、1,065億5,900万円(同30.6%減)で、上半期では2年ぶりに前年同期を下回った。負債10億以上は22件(前年同期18件)と増えたが、前年2月に丸住製紙(株)(愛媛)が負債590億円を抱えて民事再生法を申請した反動が大きかった。
 円安に加え、2026年2月の米国とイスラエルによるイラン攻撃以降、原油やナフサ、シンナーなど化学製品の基礎原料などの供給不足で価格が上昇し、物価高が広がった。
 物価高は売上増に寄与するが、上昇分を価格転嫁できない場合、利益に反映せず、中小企業の資金繰りに大きな負担となる。今後も幅広い資材、商品の値上げが予想され、物価高倒産は増勢が見込まれる。
 なお、6月は74件(前年同月比23.3%増)で、2025年12月から7カ月連続で前年同月を超えている。

 2026年上半期の「物価高」倒産は、サービス業他117件(前年同期比58.1%増)、建設業92件(同33.3%増)と労働集約集約型で目立つ。資材やエネルギー価格の上昇に加え、人件費や金利なども収益を圧迫している。円安で物価の高値安定が続くだけに、価格交渉力で弱い小・零細企業の資金繰りは厳しさを増している。
※本調査は、2026年上半期(1-6月)の企業倒産(負債1,000万円以上)のうち、①仕入コストや資源・原材料の上昇、②価格上昇分を価格転嫁できなかった、等により倒産(法的・私的)した企業を集計、分析した。

「物価高」倒産 月次推移

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