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分配金遅延の「みんなで大家さん」、出資者が返金求め訴訟提起へ

 不動産投資商品「みんなで大家さん」の出資者への分配金が遅延している問題で、投資商品を扱う企業に対して5名の出資者が1億円の返還を求め、東京地裁に訴訟を提起する。出資者側の代理人事務所は、リンク総合法律事務所。同事務所の小幡歩弁護士は東京商工リサーチの取材に対し、「出資者が不安に思っている。訴訟で返金を求めていきたい」とコメントした。

 分配が遅延している投資商品は、成田空港に隣接する商業施設「GATEWAY NARITA」を投資対象としており、約3万8,000人から2,000億円程度の出資を得ているとみられる。
 「みんなで大家さん」側は、不動産の売却資金などで資金調達する意向だが、7月末と8月末の分配金の支払いに遅れが生じている。

 9月4日、「みんなで大家さん」側に取材を申し込んだが、対応を得られなかった。

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