• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

オウケイウェイヴが取引先に債権者破産手続きの申立てを決議

 (株)オウケイウェイヴ(TSR企業コード:296105848、渋谷区、名証ネクスト)は3月15日、投資運用業のRaging Bull合同会社(TSR企業コード:298290464、渋谷区)に対して、債権者として破産手続開始の申立てを行うことを決議したと発表した。近日中に申立てる予定。

 オウケイウェイヴの発表によると、Raging Bull社に運用を委託した34億2,900万円が契約通りに運用されず、入金された資金を他の投資家への支払いに充てる、いわゆるポンジスキームだったことが明らかになり、現在まで回収できていない状況が続いているという。

 Raging Bull社は2022年4月、破産手続きを弁護士に一任していた。しかし、Raging Bull社自身が破産申請するための予納金を納付する資力がなかったことから、取り下げられたとしている。Raging Bull社はその後、事業を継続して行っている様子がなく、今後も財務体質の改善は一向に期待できない状況が続いている。
 こうしたなか、オウケイウェイヴは、Raging Bull社が特定の他の債権者に対して優先的に弁済を行っていた可能性がある旨の情報を得たとし、少しでも債権の回収可能額を増やすため、破産手続き開始の申立てを行うことにした。

 今後、裁判所によりRaging Bull社の破産手続開始要件の存否が判断され、破産開始決定が出る可能性がある。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ