• TSRデータインサイト

オウケイウェイヴが取引先に債権者破産手続きの申立てを決議

 (株)オウケイウェイヴ(TSR企業コード:296105848、渋谷区、名証ネクスト)は3月15日、投資運用業のRaging Bull合同会社(TSR企業コード:298290464、渋谷区)に対して、債権者として破産手続開始の申立てを行うことを決議したと発表した。近日中に申立てる予定。

 オウケイウェイヴの発表によると、Raging Bull社に運用を委託した34億2,900万円が契約通りに運用されず、入金された資金を他の投資家への支払いに充てる、いわゆるポンジスキームだったことが明らかになり、現在まで回収できていない状況が続いているという。

 Raging Bull社は2022年4月、破産手続きを弁護士に一任していた。しかし、Raging Bull社自身が破産申請するための予納金を納付する資力がなかったことから、取り下げられたとしている。Raging Bull社はその後、事業を継続して行っている様子がなく、今後も財務体質の改善は一向に期待できない状況が続いている。
 こうしたなか、オウケイウェイヴは、Raging Bull社が特定の他の債権者に対して優先的に弁済を行っていた可能性がある旨の情報を得たとし、少しでも債権の回収可能額を増やすため、破産手続き開始の申立てを行うことにした。

 今後、裁判所によりRaging Bull社の破産手続開始要件の存否が判断され、破産開始決定が出る可能性がある。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

【破綻の構図】マツオインターナショナル~膨らんだ債務と抜本再生への移行~

婦人服ブランド「ヴィヴィアン タム」「慈雨(じう)」「t.b2」などを展開し、ピーク時には国内外で約400店を構えていたマツオインターナショナル(株)(TSRコード:292635265、以下マツオ)が12月11日、大阪地裁に会社更生法の適用を申請した。

2

  • TSRデータインサイト

交響楽団の収益悪化、来場者戻らずコスト上昇 ~ 綱渡りの自助経営、草の根のムーブメントへの期待 ~

交響楽団が存立の危機に立たされている。多くの交響楽団で収入が落ち込んでおり、赤字が目立つ。会場費や団員などの人件費、楽器の輸送コストなどが上昇のうえ、寄附金や補助金による収入は頭打ちで綱渡りの運営だ。東京商工リサーチは、3期連続で業績が比較できる20団体を調査した。

3

  • TSRデータインサイト

地場スーパー倒産 前年同期の1.5倍に大幅増 地域密着型も値上げやコスト上昇に勝てず

2025年1-11月の「地場スーパー」の倒産が22件(前年同期比46.6%増)と、前年同期の約1.5倍で、すでに前年の年間件数(18件)を超えた。

4

  • TSRデータインサイト

長渕剛さん側、イベント会社の破産申立に続き代表を刑事告訴 ~長渕さん「徹底追求」、イベント会社代表「横領でない」と反論~

歌手の長渕剛さんが代表を務める個人事務所の(株)オフィスレン(渋谷区)が、イベント運営を委託していたダイヤモンドグループ(株)(東京都中央区)の代表を業務上横領罪で刑事告訴したことがわかった。東京商工リサーチの取材で長渕さん側が明らかにした。

5

  • TSRデータインサイト

「ペット・ペット用品小売業」倒産が過去2番目の14件 実質賃金の低迷と物価高がペットの世界にも影響

2025年11月の「ペット・ペット用品小売」の倒産は、1件(前年同月ゼロ)にとどまったが、1-11月累計は14件(前年同期比27.2%増)に達した。

TOPへ