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「お米」コロナ禍前から2割安、食料品の相次ぐ値上げのなか値下がり続く

 「お米」の値下がりが続く。「コメ離れ」や外食向けの需要回復の遅れが響き、7月の玄米60kgの平均価格は1万2,593円で、前月から25円値下がりした。コロナ禍前の2020年1月(1万5,824円)と比べ3,231円(20.4%減)値下がりしている。
 8月19日、農林水産省が「令和3年産米の相対取引価格7月速報」を発表した。
米の需要減で古米の在庫も膨らみ、価格競争の加速も背景にある。相次ぐ食料品の値上げは、家庭の食卓に深刻な影響を広げるが、安値圏で推移するお米は需要回復が遅れ、米価が振るわない。

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「マレリグループ」国内取引先調査 ~国内の取引先2,942社、影響懸念~

経営不振が続いたマレリグループの持株会社マレリホールディングス(株)(TSRコード:022746064、さいたま市北区)が6月11日(日本時間)、米国でチャプター11を申請した。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベースからマレリグループの取引先数(重複除く)は国内2,942社あることがわかった。

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2025年1-5月の「労働者派遣業」倒産53件 人材派遣が人手不足で年間最多ペースの可能性

深刻な人手不足が続くなか、 「労働者派遣業」の倒産がハイペースをたどっている。2025年5月の「労働者派遣業」倒産は、3月に並び今年最多の15件(前年同月比400.0%増)発生した。

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「日産ショック」とマレリ、部品サプライチェーンの再編含み

マレリホールディングス(株)(TSRコード:022746064)と主要子会社は6月11日(日本時間)、チャプター11(連邦破産法第11条)を申請した。東京商工リサーチのデータベースによると、マレリグループの国内取引先は全国2,942社に及ぶ。

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事前調整に明け暮れたマレリHDが再度破たん ~支援プレイヤーの場外乱闘の果て~

マレリHDを巡っては、準則型私的整理の一種である事業再生ADRでの再建を目指したが、海外金融機関の反対でとん挫し、前年の産業競争力強化法の改正で規定された民事再生の一部手続きを省略する簡易再生へ移行した。

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(株)ピーエスフードサービス 保育園への食材納品がストップ=納入業者の資金繰り悪化で

保育園などに食材を販売している(株)ピーエスフードサービス(TSRコード:352395583、さいたま市見沼区)は納品が困難になっていることを自社ホームページで公表した。

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