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三越伊勢丹HD 入店客数が回復し、3期ぶりに黒字転換

 (株)三越伊勢丹ホールディングス(TSR企業コード:297339362、新宿区、東証プライム)は5月13日、2022年3月期(連結)を発表し、当期純利益が123億3800万円とコロナ禍前の2019年3月期以来、3期ぶりに黒字へ転換した。入店客数の回復や構造改革の効果が出た。
 
 長引くコロナ禍の影響を受けたが、構造改革による経費削減が進捗し、主力の百貨店業の売上も回復してきた。新しい会計基準を適用した2022年3月期(連結)の売上高は4183億3800万円だった。同日発表した2023年3月期(連結)業績予想は売上高4940億円、当期純利益170億円と増収増益を見込む。

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