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4℃HDが下方修正、出会いの場が減りジュエリー需要の回復に遅れ

 ジュエリー「4℃」などを展開する(株)ヨンドシーホールディングス(TSR企業コード:740083511、品川区、東証1部)は1月6日、2022年2月期の連結業績予想を下方修正した。コロナ禍で出会いの場や機会が失われ、ギフトやブライダルジュエリーの需要が縮小したほか、クリスマス商戦も計画を下回った。

 2022年2月期の連結業績予想は、売上高383億円(前回予想405億円)、営業利益17億円(同28億円)、最終利益14億円(同22億円)を見込む。

 4℃HDは、「女性が自分用でつけるピアスなどの耳周り商材が堅調に推移している」とブランド価値向上に向けた取り組みを進めている。年間配当は、コロナの影響が一時的として2円増配の年間83円から変更せず、11期連続の増配を予定している。

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