• TSRデータインサイト

ホンダ 通期の業績予想を下方修正、半導体など部品供給不足で

 本田技研工業(株)(TSR企業コード:291038689、東京都港区、東証1部)は11月5日、2022年3月期(IFRS)の連結業績予想を下方修正した。半導体など部品供給不足で、四輪の販売台数予定を485万台から420万台に変更を余儀なくされた。

 2022年3月期(IFRS)の業績予想は、売上高(売上収益)14兆6000億円(前回予想15兆4500億円)、営業利益6600億円(同7800億円)、最終利益5550億円(同6700億円)と前回予想を下方修正した。

 同時に発表したホンダの2021年4-9月(IFRS、連結)の売上高(売上収益)は6兆9882億2800万円(前年同期比21.0%増)、営業利益4421億9600万円(同161.2%増)、最終利益3892億900万円(同143.2%増)と大幅な増収増益だった。

 同日、(株)SUBARU(TSR企業コード:291043216、渋谷区、東証1部)も半導体や東南アジアでの感染拡大による部品供給の制約で、2022年3月期の連結業績予想を下方修正している。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2025年1-9月の「人手不足」倒産が過去最多 「従業員退職」が前年の1.6倍増、初の年間300件超へ

2025年9月に「人手不足」が一因となった倒産は、調査を開始した2013年以降では月間最多の46件(前年同月比109.0%増)を記録した。また、2025年1-9月累計も、過去最多の285件(前年同期比31.3%増)に達し、人手不足はより深刻さを増していることがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

ケーキや和菓子は「高値の花」に、スイーツ店が苦境 倒産は過去20年で最多ペース、競合商品も台頭

街のスイーツ店が苦境に陥っている。材料コストの上昇、酷暑、人手不足が重なり、商品値上げによる高級化も購入機会の減少につながったようだ。2025年1-9月の菓子製造小売の倒産は、過去20年で最多の37件に達した。

3

  • TSRデータインサイト

2025年1-9月「後継者難」倒産が過去2番目 332件 高齢化が加速、事業承継の支援が急務

代表の高齢化が進み、後継者が不在のため事業に行き詰まる企業が高止まりしている。2025年1-9月の「後継者難」倒産(負債1,000万円以上)は332件(前年同期比4.5%減)で、2年ぶりに前年同期を下回った。だが、2025年は過去最多だった前年同期の348件に次ぐ、過去2番目の高水準だった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

5

  • TSRデータインサイト

2025年度上半期の「円安」倒産30件 仕入コスト上昇が卸売業を直撃

2025年度上半期(4-9月)の「円安」関連倒産は、30件(前年同期比31.8%減)だった。上半期では、2022年度以降の円安では前年度の44件に次いで、2番目の高水準になった。

TOPへ