• TSRデータインサイト

法的手続きを撤回した(株)テクノシステム(横浜市西区)が臨時株主総会を開催

 金融機関に法的手続きを取り止める方針を伝えていた(株)テクノシステム(TSR企業コード:352551062、横浜市西区)は11月1日、都内で臨時株主総会および株主説明会を開催した。改めて株主に対し、事業を存続させる意向を表明した。
 総会には、リモートを含め約25名の株主が出席。生田社長が拘留中のため、代理人弁護士によって進められた。
 議案には、資本金の減少などが挙げられ、決議事項はすべて承認されたという。減資の理由は、大会社から外れることで経営体制のスリム化を目指すとみられる。すでに10月21日付の官報で、資本金の額を10億5048万7615円から900万円へ10億4148万7615円減少する旨を公告している。
 また、法的手続きの取り止めに伴い、現代理人弁護士は12月で辞任する予定だが、後任は決まっておらず、事業の存続や再開に向けた具体的プランは示されなかった。
 総会に出席した株主は「本来、ありえない話だ」と憤りの表情で語った。また、債権者の一人は「債権者による破産申立の可能性もある」と指摘した。
 テクノシステムは、太陽光発電事業などで急成長したが、資金調達していたソーシャルレンディング会社とトラブルとなっていた。2021年5月に破産か民事再生法の法的手続きを申請する計画を公表したが、同月に生田社長らが逮捕され、事実上、事業を停止していた。

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「退職代行」からの連絡、企業の3割取り合わず 有給や退職日の交渉などの通知を3割が経験

ことし2月、大手退職代行サービスの代表らが弁護士法違反の疑いで逮捕された。4月に入り、退職代行の話題も出始めたが、弁護士や労働組合以外の「退職代行」業者から連絡があっても、3割(30.4%)の企業が非弁行為が含まれる可能性があり、取り合わないことがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

「マッサージ業」の倒産が過去30年で最多の108件 大手チェーン、リラクゼーション店と競合激化

店舗乱立による過当競争や光熱費、人件費の上昇で「マッサージ業(療術業)」の倒産が増勢をたどっている。 2025年度に倒産した「マッサージ業」は、1996年度以降の30年間で最多だった2019年度の98件を抜き、過去最多の108件(前年度比14.8%増)に達した。

3

  • TSRデータインサイト

2025年度の「医療機関」倒産 20年で最多の71件 クリニック・歯科医院の淘汰が加速、「破産」が97%超

2025年度に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院を合計した「医療機関」は、71件(前年度比20.3%増)だった。2006年度以降の20年間では、2024年度の59件を大幅に上回り、最多を更新した。

4

  • TSRデータインサイト

「士業」の倒産、2年連続最多

「士業」の倒産が目立ってきた。給付金の不正受給の指南や、顧客から預かった資金の流用など、近年はコンプライアンス違反が原因で倒産するケースも目立つ。

5

  • TSRデータインサイト

食品メーカー 売上高は値上げで24兆円に 利益は物価高に値上げが追い付かず二極化

肉・魚加工や菓子類などの「食品メーカー」4,994社の2025年の業績は、売上高24兆2,824億円(前年比3.4%増)、利益は8,806億円(同9.5%減)だった。コロナ禍以降の5年間で売上高は最高を記録した。ただ、利益はコスト上昇で減益の構図が鮮明となった。

TOPへ