• TSRデータインサイト

ソニーG好調持続 売上と営業利益が過去最高

 ソニーグループ(株)(TSR企業コード:291064280、東京都港区、東証1部)の好調が続いている。2021年4-9月(連結、IFRS)の売上高は4兆6262億800万円で、中間決算で過去最高だった2018年同期間を約5000億円上回り、3期ぶりに過去最高を更新した。ゲーム関連事業や音楽事業が好調だった。営業利益は前年同期から615億7800万円増え、2期連続の最高益を達成した。
 10月28日に発表したソニーGの2021年4-9月中間(連結、IFRS)の業績は、売上高4兆6262億800万円(前年同期比13.7%増)、営業利益5985億2700万円(同11.5%増)、純利益4249億3500万円(同34.8%減)だった。
 有料会員制ストリーミングサービスからの収入増など音楽分野の拡大が続いている。ライセンス収入が増えた映画分野やプレイステーション5などのゲーム&ネットワークサービス分野も、大幅増収だった。
 同日、2022年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高9兆9000億円(前期比10.0%増)、営業利益1兆400億円(同8.9%増)、純利益7300億円(同29.1%減)を見込む。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ハンバーガー店の倒産、最多更新 ~ 材料高騰、大手と高級店の狭間で模索 ~

年齢を問わず人気のハンバーガー店が苦境だ。2024年は1件だった倒産が、2025年は8月までに7件に達し、過去最多の2014年の年間6件を上回った。

2

  • TSRデータインサイト

2025年「全国のメインバンク」調査 ~GMOあおぞらネット銀行 メイン社数の増加率2年連続トップ~

「2025年全国企業のメインバンク調査」で、GMOあおぞらネット銀行が取引先のメインバンク社数の増加率(対象:500社以上)が2年連続でトップとなった。

3

  • TSRデータインサイト

タクシー業界 売上増でも3割が赤字 人件費・燃料費の高騰で二極化鮮明

コロナ禍を経て、タクシー業界が活況を取り戻している。全国の主なタクシー会社680社の2024年度業績は、売上高3,589億5,400万円(前期比10.6%増) 、利益83億3,700万円(同11.1%増)で、増収増益をたどっている。

4

  • TSRデータインサイト

「葬儀業」は老舗ブランドと新興勢力で二極化 家族葬など新たな潮流を契機に、群雄割拠

全国の主な葬儀会社505社は、ブランド力の高い老舗企業を中心に、売上高を堅調に伸ばしていることがわかった。 ただ、新たに設立された法人数が、休廃業・解散や倒産を上回り、市場は厳しい競争が繰り広げられている。

5

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

TOPへ