• TSRデータインサイト

帝国ホテル 中間期の営業赤字が10億円縮小へ

 (株)帝国ホテル(TSR企業コード: 291097006、東証2部)は9月30日、2021年4-9月期(連結)の営業利益が57億円の赤字になりそうだと発表した。前年同期(67億400万円の赤字)から約10億円赤字が縮小する。これまで、緊急事態宣言の長期化で、合理的な算定が困難として業績予想を未定としていた。

 2021年4-9月期の連結業績予想は、売上高122億円(前年同期85億5300万円)、営業利益57億円の赤字(同67億400万円の赤字)、純利益41億円の赤字(同75億2100万円の赤字)と増収、赤字縮小を見込む。ただ、依然として厳しい業績が続いている。

 帝国ホテルの担当者は、「東京五輪・パラリンピック関係者による宿泊増や3月からの開始したホテルに住む『サービスアパートメント』などが増収要因。コスト削減も継続している」という。ただ、今後も見通しは不透明として、2022年3月期(連結)の業績予想は引き続き未定としている。

 新型コロナウイルスの影響を受けている帝国ホテルだが、三井不動産(株)(TSR企業コード:291023142)と共同で「帝国ホテル東京」の本館やタワー館などを建て替え計画を進めている。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

個人破産、13年ぶり高水準 ~ 貸出姿勢の変化と業界を跨いだ悪循環 ~

法人破産より個人破産の動向が心配だ-。 いま、金融機関が個人破産の動向を懸念する。なかでも、物価高や地価上昇で高額の住宅を購入した結果、過剰債務を抱えた複数人世帯の動向が気になるという。

2

  • TSRデータインサイト

「鰻の成瀬」、株式譲渡を巡り対立が表面化~ 仮処分決定と株主間契約 ~

うなぎ料理専門店「鰻の成瀬」のフランチャイズ(FC)やコンサルティングなどを手掛けるフランチャイズビジネスインキュベーション(株)(TSRコード:136729983、滋賀県、以下FBI社)の周辺が騒がしい

3

  • TSRデータインサイト

キーボード「FILCO」のダイヤテック、忸怩たる破産 ~ 為替デリバティブと需要減、綱渡りの資金繰り ~

パソコン用キーボード「FILCO(フィルコ)」で知られあるダイヤテック(株)(TSRコード:292026617、東京都)が負債2億円あまりを抱えて4月30日、破産開始決定を受けた。

4

  • TSRデータインサイト

2026年1-5月の「飲食業」倒産 過去最多の411件 飲食業の苦境浮き彫り、「人件費高騰」が6.6倍に急増

2026年1-5月の「飲食業」倒産は、411件(前年同期比2.2%増)だった。同期間では、1997年以降の30年間で最多だった2024年の408件を超え、最多件数を更新した。

5

  • TSRデータインサイト

2026年5月の「人手不足」倒産 5月最多の37件 「人件費高騰」が2.4倍増、「従業員退職」も増加

2026年5月の「人手不足」倒産は37件(前年同月比60.8%増)で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。 5月では2024年の28件を上回り、調査を開始した2013年以降、最多を更新した。

TOPへ