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「役員報酬 1億円以上開示企業」調査 17日までに13社が開示

 2021年3月期の有価証券報告書を提出した企業は累計82社。このうち、報酬1億円以上の個別開示を行った企業は13社・29人だった。

【6月17日17:00 現在】  個別開示 6社・17人

 6月17日に、2021年3月期決算の有価証券報告書を提出した企業は35社だった。このうち、報酬1億円以上の個別開示を行った企業は6社・17人だった。
 東京エレクトロン(8人)、JSR(3人)、小松製作所、Zホールディングスが各2人、デサント、カカクコムが各1人、個別開示を行った。

1億円以上29名のうち、8名が東京エレクトロン

 17日までに、役員報酬額1億円以上で開示された29人のうち、最高額は東京エレクトロンの河合利樹社長の9億200万円。
 基本報酬1億200万円のほか、賞与3億9400万円、株式報酬型ストックオプション3億9400万円など。
 以下、東京エレクトロンの役員7人が名を連ね、9番目にJSRのエリック ジョンソン代表取締役CEOが3億1100万円で続く。

 開示人数は、最多が東京エレクトロンで前年と同数の8人。次いで、HOYAの4人(前年1人)、JSRの3人(同3人)の順。


※役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。

役員報酬210617

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