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オンキヨー 債務超過を解消できず、上場廃止に

 

 経営不振が続く老舗音響メーカーのオンキヨーホームエンターテイメント(株)(TSR企業コード:576419524、大阪府、ジャスダック、以下オンキヨー)は、遅れていた2021年3月期連結決算を5月20日、発表。58億9800万円の最終赤字で、債務超過を解消できず、7月末ごろに上場廃止となる見通し。売上高は前期比59.3%減の88億8200万円だった。

 オンキヨーは、ミニコンポやホームシアター、スピーカーなどの製造を手掛け、2004年12月ジャスダック市場に上場した。しかし、近年はスマートフォンの浸透など、オーディオを取り巻く環境が激変し、業績不振が深刻化。ファンドなど増資を進めたが、赤字が累積し、2021年3月末の債務超過を回避できなかった。6月の株主総会を経て、債務超過の有価証券報告書を提出後、整理銘柄に移行し7月末ごろに上場廃止となる予定。

 上場廃止予定のオンキヨーだが、事業継続を目指している。営業債務の支払遅延が続くなど厳しい経営が見込まれているが、主力のホームAV事業をシャープ(株)(TSR企業コード:570384737、大阪府、東証1部)や米国企業に譲渡する基本合意していた。ただ、5月20日を予定していた譲渡の正式契約の締結日は、最終調整が必要として5月下旬の締結に予定日を変更した。ホームAV事業の譲渡が決まれば、スピーカーのOEMなど経営資源を集中していくとみられる。


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