• TSRデータインサイト

J.フロントが261億円の最終赤字=2007年の上場以来、初の赤字転落

 大丸や松坂屋、パルコを展開するJ.フロントリテイリング(株)(TSR企業コード:297152963、東京都中央区、東証1部)は、2021年2月期(連結、国際会計基準)の最終利益が261億9300万円の赤字だったと発表した。
 新型コロナの影響による入店客数の減少や訪日外国人の免税売上の落ち込みが響いた。
 通期決算での最終赤字は、大丸と松坂屋ホールディングスが経営統合し上場した2007年以来、初めて。

 2021年2月期(連結、国際会計基準)の売上高(総額売上高)は7662億9700万円(前期比32.4%減)、営業利益は242億6500万円の赤字(前期402億8600万円の黒字)、最終利益は261億9300万円の赤字(同212億5100万円の黒字)だった。

 同時に発表した2022年2月期(連結、国際会計基準)の業績予想は、売上高(総額売上高)は1兆50億円(前期比30.6%増)、営業利益は110億円の黒字、最終利益は40億円の黒字を計画。中核の百貨店事業については、国内富裕層が全体をけん引するなか、月を追って着実な回復に向かうと見込んでいる。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「リファラル採用」 企業の半数に広がる 定着率はリファラルが新卒、転職エージェントを上回る

東京商工リサーチは、採用に関する企業向けアンケート調査を実施した。人手不足やAI・DXの普及で転職市場の活況が続き、近年はリファラルやアルムナイ採用も広がっている。特に、リファラル採用は、転職エージェントの紹介より従業員の定着率が高いと考える企業が多いことがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

大手ホテル好調 客室単価と稼働率が同時上昇 客室単価はコロナ禍の2倍超、稼働率は83.3%

インバウンド需要と国内旅行の復活で、大手ホテルの客室単価と稼働率が、コロナ禍以降で最高を更新した。 ホテル運営の上場12社(13ブランド)の2025年度の客室単価は、1万7,818円(前年度比8.6%増)で前年度より1,424円上昇した。稼働率は83.3%(前年度82.3%)で、高水準を維持した。

3

  • TSRデータインサイト

経営責任を取る事業再生、ジュピターコーヒーは黒字化へ ~ ネクスト・キャピタル・パートナーズ 単独インタビュー ~

2025年度の企業倒産は1万505件(前年度比3.5%増)で、2年続けて1万件を超えた。 こうしたなか、20年を超すファンド運営で事業再生を数多く手掛けてきたのがネクスト・キャピタル・パートナーズ(株)だ。浅野晃司・取締役執行役員に特色や取り組みを聞いた。

4

  • TSRデータインサイト

企業の7.8%で退職金「増額・導入」  「減額・廃止」企業は月給などへ、資産形成は自己責任

これまで「年功序列」や「終身雇用」が前提の日本の会社では、長く勤め上げてまとまった退職金を受け取ることが一般的だった。だが、東京商工リサーチ(TSR)のアンケート調査で、2023年以降の退職金制度は「増額・導入」が7.8%に対し、「減額・廃止」は1.9%だった。

5

  • TSRデータインサイト

サッカーW杯 日本代表を支える40社 売上1兆円以上8社 設立10年未満も

2026年6月11日、米国・カナダ・メキシコの3カ国共催で、史上最大規模のFIFAワールドカップが開幕する。5月15日、日本代表メンバー26名も発表され、関心が集まるなか、スポンサーシップやパートナーシップなど、サッカー日本代表・日本サッカー協会を支援する企業40社を調査した。

TOPへ