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「新型コロナウイルス」関連破たん1,256件【3月31日15:00 現在】

 3月31日は15時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が6件(倒産5件、弁護士一任・準備中1件)判明し、負債1,000万円以上の累計は全国で1,197件(倒産1,112件、弁護士一任・準備中85件)となった。
 月別では2020年9月以降、11月まで3カ月連続で100件超え。12月、1月は2カ月連続で100件を下回ったが90件台と高い水準で推移した。2月は月別最多の122件に達したが、3月はこれを上回る139件と、月間最多件数を更新した。
 なお、倒産集計の対象外となる負債1,000万円未満の小規模倒産は累計59件判明。この結果、負債1,000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計1,256件で、3月の月間件数は148件。最多の2月(126件)を上回った。
 1都3県の緊急事態宣言が解除されたが、飲食店の営業時短要請は継続する。一方、近畿など首都圏以外でも感染者数が増加の兆しをみせるなか、地域によっては独自の時短要請を打ち出しており、事業環境の回復見通しに不透明感が漂っている。息切れ破たんやあきらめ型のほか、休業していた企業の債務整理などが進み、コロナ関連破たんは引き続き増勢をたどる可能性が高い。

【都道府県別】(負債1,000万円以上)

 都道府県別では、東京都が287件(倒産272件、準備中15件)に達し、全体の4分の1(構成比23.9%)を占め、突出している。以下、大阪府117件(倒産105件、準備中12件)、神奈川県58件(倒産55件、準備中3件)、北海道(倒産54件)が54件、愛知県(倒産50件、準備中3件)が53件、兵庫県が46件(倒産44件、準備中2件)と続く。
 31日は東京都で2件、北海道、群馬県、鳥取県、香川県でそれぞれ1件ずつ判明。この結果、群馬県で20件に達し、都道府県別では10~20件未満が18府県、20~30件未満が4県、30件以上は10都道府県に広がっている。

【業種別】(負債1,000万円以上)~ 飲食業が206件、アパレル106件、建設105件、宿泊75件 ~

 業種別では、来店客の減少、休業要請などで打撃を受けた飲食業が最多の208件。時短要請は午後9時までに緩和されたが、営業制限が続く飲食業の新型コロナ破たんがさらに増加する可能性が強まっている。
 次いで、百貨店や小売店の休業が影響したアパレル関連(製造、販売)が106件。また工事計画の見直しなどの影響を受けた建設業が105件。このほか、インバウンドの需要消失や旅行・出張の自粛が影響したホテル,旅館の宿泊業が76件と続く。
 また、飲食業などの不振に引きずられている飲食料品卸売業が58件、食品製造業も38件と目立ち、飲食業界の不振が関連業種に波及している。

【負債額別】(負債1,000万円以上)

 負債額が判明した1,175件の負債額別では、最多が1億円以上5億円未満で420件(構成比35.7%)。次に、1千万円以上5千万円未満403件(同34.2%)、5千万円以上1億円未満196件(同16.6%)、10億円以上が80件(同6.8%)、5億円以上10億円未満が76件(同6.4%)の順。
 負債1億円未満が599件(同50.9%)と半数を占める。一方、100億円以上の大型倒産も5件発生しており、小・零細企業から大企業まで経営破たんが広がっている。

【形態別】(負債1,000万円以上)

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産した1,106件の形態別では、破産が971件(構成比87.7%)で最多。次いで民事再生法が63件(同5.6%)、取引停止処分が60件(同5.4%)、特別清算が7件、内整理が4件、会社更生法が1件と続く。
 「新型コロナ」関連倒産の約9割を消滅型の破産が占め、再建型の会社更生法と民事再生法の合計は1割未満にとどまる。業績不振が続いていたところに新型コロナのダメージがとどめを刺すかたちで脱落するケースが大半。
 先行きのめどが立たず、再建型の選択が難しいことが浮き彫りとなっている。

【従業員数別】(負債1,000万円以上)

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産した1,112件の形態別では、破産が977件(構成比87.8%)で最多。次いで民事再生法が63件(同5.6%)、取引停止処分が60件(同5.3%)、特別清算が7件、内整理が4件、会社更生法が1件と続く。
 「新型コロナ」関連倒産の約9割を消滅型の破産が占め、再建型の会社更生法と民事再生法の合計は1割未満にとどまる。業績不振が続いていたところに新型コロナのダメージがとどめを刺すかたちで脱落するケースが大半。
 先行きのめどが立たず、再建型の選択が難しいことが浮き彫りとなっている。

※ 企業倒産は、負債1,000万円以上の法的整理、私的整理を対象に集計している。
※ 原則として、「新型コロナ」関連の経営破たんは、担当弁護士、当事者から要因の言質が取れたものなどを集計している。
※ 東京商工リサーチの取材で、経営破たんが判明した日を基準に集計、分析した。


日本地図20210331①

‌               (負債1,000万円以上)                  

日本地図20210330②

‌               (負債1,000万円未満を含む)                      

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