• TSRデータインサイト

ロイヤルHD 過去最大の275億3200万円の最終赤字、双日などが資金支援へ

最終赤字は9期ぶり

 ファミリーレストラン「Royal Host(ロイヤルホスト)」などを運営するロイヤルホールディングス(株)(TSR企業コード:870061011、世田谷区、東証1部)は2月15日、2020年12月期(連結)の最終利益が過去最大の275億3200万円の赤字だったと発表した。新型コロナの影響で外食事業やリネンサプライ事業の不振が続いた。双日(株)(TSR企業コード:295605111、東証1部)による第三者割当増資の引き受けや、みずほ銀行などへの優先株の発行で、今年3月31日に合計160億円の資金支援を受ける。また、双日に78億円の新株予約権も発行する。

 2020年12月期(連結)は売上高843億400万円(前期比40.0%減)、営業利益192億6900万円の赤字(前期46億4800万円の黒字)、当期純利益275億3200万円の赤字(同19億2300万円の黒字)だった。当期純利益が赤字に転落したのは2011年12月期(31億7700万円の赤字)以来、9期ぶりで、赤字幅は過去最大。

 ロイヤルHDは、新型コロナの感染拡大で、ロイヤルホストや天丼てんやなど外食事業の不振や、国際線航空便の運休による機内食販売事業の低迷が響いた。不採算店の閉鎖のほか、315人の早期希望退職を実施するなどコスト削減を進めている。

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ゴールデンウィーク明け、「退職代行サービス」の利用は慎重に

長かったゴールデンウィークが終わる。職場「復帰」を前に例年4月の新年度からGW明けにかけ、退職する人の話題が持ち上がる。この時期の退職代行サービスの利用も増加するという。4月に実施した「退職代行に関する企業向けアンケート調査」から利用するリスクの一端が浮き彫りになった

2

  • TSRデータインサイト

トーシンホールディングスの「信用調査報告書」

5月8日に東京地裁に会社更生法の適用を申請した(株)トーシンホールディングス(TSRコード:400797887、名古屋市、東証スタンダード)を取り上げる。

3

  • TSRデータインサイト

2025年度「医療・福祉事業」倒産、過去最多 ~ 健康と生活を支援する事業者の倒産急増 ~

生活に不可欠な医療機関や介護事業者の倒産が急増している。バブル経済1988年度(4-3月)以降の38年間で、2025年度は金融危機、リーマン・ショックを超える478件と最多を記録した。

4

  • TSRデータインサイト

2026年4月「人手不足」倒産 33件発生 春闘の季節で唯一、「人件費高騰」が増加

2026年4月の「人手不足」倒産は33件(前年同月比8.3%減)で、3カ月ぶりに前年同月を下回った。 4月の減少は2022年以来、4年ぶり。

5

  • TSRデータインサイト

2025年度の「早期・希望退職」 は2万781人 約7割が「黒字リストラ」、2009年度以降で4番目の高水準

2025年度に「早期・希望退職募集」が判明した上場企業は46社(前年度51社)で、人数は2万781人と前年度(8,326人)の約2.5倍に急増したことがわかった。社数は前年度から約1割(9.8%減)減少したが、募集人数は2009年度以降で4番目の高水準となった。

TOPへ