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家電量販店が好調、巣ごもり需要や空気清浄機、調理家電が人気

 大手家電量販店の決算が出そろった。いずれも決算は好調で、コロナ禍でテレワークや巣ごもり需要など、生活様式の変化で家電ニーズが掘り起こされた形だ。

各社の2021年3月期決算は、(株)ヤマダホールディングスの純利益が前年比74.8%増の見通し。また、(株)ケーズホールディングスは売上が前年比10.1%増、(株)エディオンは純利益が同36.6%増の150億円を予想。(株)ノジマも純利益は182.8%増と大幅増益を見込む。2021年8月期の(株)ビックカメラも売上が前年比5.7%増の8,960億円と増収を狙っている。

2月5日、上新電機(株)(TSR企業コード:570228107、大阪市浪速区、東証1部)は、2021年3月期連結の業績予想で売上を4,350億円に上方修正すると発表した。前回予想から150億円の大幅増収の見通し。コロナ禍で新しい生活スタイルが広がり、パソコン、テレビ、ゲーム関連商品の販売が好調だったほか、特別定額給付金の支給で洗濯機、クリーナー、空気清浄機も順調に推移し、EC販売も伸びた。

2021年3月期(連結)の業績予想は、売上高4,350億円(前年比4.7%増)、営業利益140億円(同55.9%増)、純利益80億円(同47.7%増)に上方修正している。

2020年4-12月(連結)の売上高は3,408億2,300万円(前年同期比7.7%増)、営業利益125億2,100万円(同72.8%増)、純利益79億200万円(同63.3%増)と大幅な増収増益を達成した。コロナが長期化するなか、時代に合わせた家電需要を見込んでいる。

上新電機の担当者は「コロナ禍で空気清浄機が好調だが、なかでも高性能な商品から売れている。売上の伸長に利益も着実に積み重ねている」と増収増益の理由を説明した。

上場家電量販店

大手上場家電量販店グループの連結業績予想

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