• TSRデータインサイト

エイベックス、本社ビルの売却を発表 通期の純利益は150億円と黒字転換へ

 音楽・映像事業を手掛けるエイベックス(株)(TSR企業コード:294000011、港区、東証1部)は12月24日、本社ビルの売却益290億円の計上で、2021年3月期(連結)の純利益が150億円と黒字に転換する見通しだと発表した。

 売却するのは東京都港区南青山のエイベックスビル。帳簿価格429億円で、売却益は290億円という。物件の引き渡しは2021年3月26日を予定している。

 同時に、希望退職制度の応募人数が103名だったと発表した。エイベックスで希望退職を募集するのは初めてで、ライブ、舞台などを含む音楽事業の一部と間接部門に在籍する40歳以上、対象社員は443名だった。退職予定日は2021年3月31日を予定し、特別退職加算金を支給するほか、希望者への再就職支援を行う。

 これまで未定だった2021年3月期(連結)の業績予想のうち、営業利益と当期純利益を公表した。営業利益は70億円の赤字、当期純利益は150億円の黒字を見込む。新型コロナの影響で営業利益は赤字で、希望退職制度実施に伴う特別損失も発生するが、本社不動産の売却益で当期純利益は大幅な黒字を確保できる見通しだ。前年の純利益は11億200万円の赤字だった。売上高は引き続き未定。

 2021年3月期の期末配当予想は1株当たり96円、年間配当を121円(前年50円)と増配を予定している。

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ゴールデンウィーク明け、「退職代行サービス」の利用は慎重に

長かったゴールデンウィークが終わる。職場「復帰」を前に例年4月の新年度からGW明けにかけ、退職する人の話題が持ち上がる。この時期の退職代行サービスの利用も増加するという。4月に実施した「退職代行に関する企業向けアンケート調査」から利用するリスクの一端が浮き彫りになった

2

  • TSRデータインサイト

トーシンホールディングスの「信用調査報告書」

5月8日に東京地裁に会社更生法の適用を申請した(株)トーシンホールディングス(TSRコード:400797887、名古屋市、東証スタンダード)を取り上げる。

3

  • TSRデータインサイト

2025年度「医療・福祉事業」倒産、過去最多 ~ 健康と生活を支援する事業者の倒産急増 ~

生活に不可欠な医療機関や介護事業者の倒産が急増している。バブル経済1988年度(4-3月)以降の38年間で、2025年度は金融危機、リーマン・ショックを超える478件と最多を記録した。

4

  • TSRデータインサイト

2026年4月「人手不足」倒産 33件発生 春闘の季節で唯一、「人件費高騰」が増加

2026年4月の「人手不足」倒産は33件(前年同月比8.3%減)で、3カ月ぶりに前年同月を下回った。 4月の減少は2022年以来、4年ぶり。

5

  • TSRデータインサイト

2025年度の「早期・希望退職」 は2万781人 約7割が「黒字リストラ」、2009年度以降で4番目の高水準

2025年度に「早期・希望退職募集」が判明した上場企業は46社(前年度51社)で、人数は2万781人と前年度(8,326人)の約2.5倍に急増したことがわかった。社数は前年度から約1割(9.8%減)減少したが、募集人数は2009年度以降で4番目の高水準となった。

TOPへ