• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

宿泊業の倒産、7年ぶりの高水準

 2020年10月の宿泊業の倒産は13件(前年同月比62.5%増)で、4カ月ぶりに2桁に達した。10月度としては、2008年と並んで過去20年間で最多を記録した。
 2020年1-10月累計の倒産件数は105件。通年での100件超えは2013年(118件)以来、7年ぶり。
 10月の負債総額は58億8,700万円(前年同月比89.8%増)で、3カ月連続で前年同月を上回った。負債10億円以上の倒産が3件(前年同月1件)発生した一方、1億円未満の倒産が1件(同3件)に減少し、倒産規模が拡大した。
 新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、政府は「GoToトラベル」の対象から札幌市と大阪市を目的地とする旅行を12月15日まで外す。こうした地域だけでなく、感染再拡大による旅行自粛は、コロナ禍で疲弊した宿泊業者を直撃し、倒産がさらに増加する恐れがある。

宿泊業10月

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「鳶工事業」が苦境、倒産が過去最多ペース ~ 16年ぶり100件超、職人不足とコスト対応がネック ~

「建設現場の花形」と言われる鳶職人の世界に逆風が吹く。足場から鉄骨、支柱工事など建設現場で欠かせないが、倒産が過去最多ペースだ。有効求人倍率は7.94倍と深刻な人材難の鳶業界にあって採用難と高い技能、経験が若者の育成に足かせになっている。鳶工事業の倒産を分析した

2

  • TSRデータインサイト

「渋谷区」が倒産最多、2年連続も視野 ~ 倒産企業の半数が業歴10年超、新設法人は伸び鈍化 ~

街の主役は若者から大人へ。再開発で変貌を遂げる「シブヤ」に異変が生じている。 渋谷区に本社を構える企業倒産(1-8月)は、全国の市区郡別で最多の123件に達した。昨年(2025年1-12月)は161件で2007年以来、18年ぶり全国ワーストだった

3

  • TSRデータインサイト

2025年度の書店の利益、前年度の4.6倍に拡大 黒字企業が7割も、「増収増益」は13.4%

「本離れ」が言われて久しいが、書店経営が回復に転じた。全国の主な書店304社の2025年度の売上高合計は、6,121億4,000万円(前年度比1.6%増)、利益合計は40億2,600万円(同365.4%増)で、売上高は微増だったが、利益は前年度の4.6倍に急回復した。

4

  • TSRデータインサイト

翻訳業が苦境、利益は3年で7割減 ~ AIと競合で破産したケースも ~

AIが翻訳業界にドラスティックな変化を迫っている。日進月歩で精度が向上するなか、言語間の壁が低くなっている。この余波が翻訳業界に広がり、業績は3期連続で減収減益に追い込まれた。

5

  • TSRデータインサイト

「畳製造業」 伝統産業に忍び寄る市場変化と後継問題 売上は3年連続で低迷、業歴100年超の老舗が2割超

9月24日は「畳の日」。全国畳産業振興会が4月29日と9月24日の年2回定めている。日本の住文化の伝統を引き継ぐ畳のすばらしさをアピールすることが目的だが、畳製造業が長期低迷に陥っている。 全国の主な「畳製造業」256社の2025年度の売上高合計は402億7,700万円(前年度比1.3%減)だった

TOPへ