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「新型コロナウイルス」関連破たん状況【9月10日17:00 現在】

 9月10日は17時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が8件(倒産5件、弁護士一任・準備中3件)発生、2月からの累計は、全国で469件(倒産418件、弁護士一任・準備中51件)に達した。
 月別推移では6月に単月最多の103件が発生したが、7月は80件、8月は67件と前月を下回って推移、9月は10日までに28件が発生し、前月をやや上回るペースとなっている。
 このほか、集計対象外だが、負債1,000万円未満のコロナ関連の小規模倒産は累計19件。

 資金力の乏しい小・零細企業を中心に新型コロナの影響を受け、息切れする企業が断続的に発生している。資金繰り支援策や取引先の支援に依存しながら経営を維持している企業は多く、悪影響が長引けば長引くほど、脱落が加速する可能性がある。引き続き、コロナ関連破たんの動向は予断を許さない状況が続いている。

【都道府県別】 ~ 埼玉県で10件目、10件以上の発生が13都道府県~

 9月1日にこれまで発生ゼロだった高知県で初めて発生し、全都道府県に広がった。 このうち、東京都が118件(倒産109件、準備中9件)に達し、全体の4分の1(構成比25.1%)と突出。以下、大阪府43件(倒産36件、準備中7件)、北海道25件(倒産25件)、愛知県24件(倒産23件、準備中1件)と続く。
 10日は埼玉県で10件目となるコロナ関連破たんが発生し、10件以上の発生は全国で13都道府県となった。
 埼玉県では機械部品の加工会社が破産した。専門メーカーなどから受注を請け負っていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響等で受注が低迷したことに加え、代表の死去も重なり6月に事業を停止し、破産申請の準備に入っていた。

【業種別】 ~ 飲食業が68件で最多、アパレル関連53件、宿泊業45件で続く ~

 業種別では来店客の減少、休業要請などが影響した飲食業が68件で最多。次いで百貨店や小売店の休業が影響したアパレル関連(製造、販売)が53件、インバウンド需要消失や旅行・出張の自粛が影響した宿泊業が45件と、3業種が突出。このほか、飲食業者向けなどの売上減少が影響した飲食料品卸売業も23件発生している。

【負債額】

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産418件のなかで負債額が判明した417件の負債額別では、最多が1億円以上5億円未満で165件(構成比39.5%)。次に、1千万円以上5千万円未満108件(同25.8%)、5千万円以上1億円未満67件(同16.0%)、10億円以上43件(同10.3%)、5億円以上10億円未満34件(同8.1%)の順。
 負債1億円未満が175件(同41.9%)を占める。一方、100億円以上の大型倒産も3件発生し、小・零細企業から大企業まで経営破たんが広がっている。

【形態別】

 「新型コロナ」関連破たんのうち、倒産した418件の形態別では、破産が368件(構成比88.0%)で最多。次いで、民事再生法が30件(同7.1%)、取引停止処分20件(同4.7%)だった。
 「新型コロナ」関連倒産の約9割を消滅型の破産が占め、再建型の民事再生法は1割未満にとどまる。
 業績不振が続いていたところに新型コロナのダメージがとどめを刺すかたちで脱落するケースが大半。先行きのめどが立たず、再建型の選択が難しいことが浮き彫りとなっている。

※ 企業倒産は、負債1,000万円以上の法的整理、私的整理を対象に集計している。
※ 原則として、「新型コロナ」関連の経営破たんは、担当弁護士、当事者から要因の言質が取れたものなどを集計している。
※ 東京商工リサーチの取材で、経営破たんが判明した日を基準に集計、分析した。


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