• TSRデータインサイト

ローソンとポプラが共同事業 ポプラ140店舗を「ローソン・ポプラ」「ローソン」に転換

 (株)ローソン(TSR企業コード: 570552710、品川区、東証1部)と、(株)ポプラ(TSR企業コード:740156381、広島市、東証1部)は9月10日、共同事業契約を締結したと発表した。
 ポプラが展開する「ポプラ」などコンビニエンスストア468店舗のうち、140店舗を「ローソン・ポプラ」や「ローソン」に2021年3月から同年6月までに順次転換していく予定。
 ポプラは100%子会社を設立し、140店舗を同社へ承継させる。承継した店舗資産などをローソンが一部承継し、対価としてローソンがポプラに7億3,100万円を支払う。また、ローソンはメガフランチャイズ契約の契約金等として、ポプラや新設子会社に8億円を交付する予定だ。
 ポプラの担当者は東京商工リサーチの取材に対し、「ポプラは24時間営業の店舗が3割弱。24時間営業ではない施設内の出店が近年多く、物流など非効率だった。24時間営業のロードサイドや住宅街の店舗をローソンと共同事業にすることで効率化を図っていきたい」とコメントした。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2025年1-9月の「人手不足」倒産が過去最多 「従業員退職」が前年の1.6倍増、初の年間300件超へ

2025年9月に「人手不足」が一因となった倒産は、調査を開始した2013年以降では月間最多の46件(前年同月比109.0%増)を記録した。また、2025年1-9月累計も、過去最多の285件(前年同期比31.3%増)に達し、人手不足はより深刻さを増していることがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

ケーキや和菓子は「高値の花」に、スイーツ店が苦境 倒産は過去20年で最多ペース、競合商品も台頭

街のスイーツ店が苦境に陥っている。材料コストの上昇、酷暑、人手不足が重なり、商品値上げによる高級化も購入機会の減少につながったようだ。2025年1-9月の菓子製造小売の倒産は、過去20年で最多の37件に達した。

3

  • TSRデータインサイト

2025年1-9月「後継者難」倒産が過去2番目 332件 高齢化が加速、事業承継の支援が急務

代表の高齢化が進み、後継者が不在のため事業に行き詰まる企業が高止まりしている。2025年1-9月の「後継者難」倒産(負債1,000万円以上)は332件(前年同期比4.5%減)で、2年ぶりに前年同期を下回った。だが、2025年は過去最多だった前年同期の348件に次ぐ、過去2番目の高水準だった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

5

  • TSRデータインサイト

2025年度上半期の「円安」倒産30件 仕入コスト上昇が卸売業を直撃

2025年度上半期(4-9月)の「円安」関連倒産は、30件(前年同期比31.8%減)だった。上半期では、2022年度以降の円安では前年度の44件に次いで、2番目の高水準になった。

TOPへ