• TSRデータインサイト

レオパレス21 決算担当者の希望退職応募で決算発表を再延期

 経営再建中の(株)レオパレス21(TSR企業コード:291293581、中野区、東証1部)は9月9日、11日に予定していた2021年3月期第1四半期(4-6月)の決算発表を9月末まで再延期した。
 当初、8月7日に発表を予定していたが、監査手続きの遅れなどで9月11日に延期していた。
 再延期の理由について、レオパレスは緊急事態宣言の解除後も引き続き、在宅勤務や時差出勤などの対応を実施しているが、「希望退職募集により、決算業務に従事する従業員が想定以上に退職」し、「決算プロセスに更なる時間を要する見込み」としている。
 レオパレスは9月8日、所属する一級建築士1名と元社員の一級建築士2名が施工不備問題に関連し、建築士法第10条の規定に基づき国土交通省より行政処分(免許取消)を受けたことを発表していた。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2025年1-9月の「人手不足」倒産が過去最多 「従業員退職」が前年の1.6倍増、初の年間300件超へ

2025年9月に「人手不足」が一因となった倒産は、調査を開始した2013年以降では月間最多の46件(前年同月比109.0%増)を記録した。また、2025年1-9月累計も、過去最多の285件(前年同期比31.3%増)に達し、人手不足はより深刻さを増していることがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

ケーキや和菓子は「高値の花」に、スイーツ店が苦境 倒産は過去20年で最多ペース、競合商品も台頭

街のスイーツ店が苦境に陥っている。材料コストの上昇、酷暑、人手不足が重なり、商品値上げによる高級化も購入機会の減少につながったようだ。2025年1-9月の菓子製造小売の倒産は、過去20年で最多の37件に達した。

3

  • TSRデータインサイト

2025年1-9月「後継者難」倒産が過去2番目 332件 高齢化が加速、事業承継の支援が急務

代表の高齢化が進み、後継者が不在のため事業に行き詰まる企業が高止まりしている。2025年1-9月の「後継者難」倒産(負債1,000万円以上)は332件(前年同期比4.5%減)で、2年ぶりに前年同期を下回った。だが、2025年は過去最多だった前年同期の348件に次ぐ、過去2番目の高水準だった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

5

  • TSRデータインサイト

2025年度上半期の「円安」倒産30件 仕入コスト上昇が卸売業を直撃

2025年度上半期(4-9月)の「円安」関連倒産は、30件(前年同期比31.8%減)だった。上半期では、2022年度以降の円安では前年度の44件に次いで、2番目の高水準になった。

TOPへ