役員報酬1億円以上開示企業、博報堂DYホールディングスなどが新たに開示 2020年3月期決算上場企業
7月31日は17時までに、2020年3月期決算の有価証券報告書の提出は37社だった。
3月期決算の有価証券報告書の未提出は、日立製作所、富士電機など約50社
31日の個別開示 3社・4人
7月31日に個別開示したのは、フェローテックホールディングス、博報堂DYホールディングス、日精樹脂工業の3社。
フェローテックHDは、山村章会長が3億4900万円、賀賢漢社長が4億7800万円。博報堂DYHDは戸田裕一会長が1億1000万円、日精樹脂工業は依田穂積社長が1億100万円で、それぞれ1億円以上の報酬だった。
31日17時までに、2020年3月期決算の有価証券報告書の提出が確認されたのは合計2356社。
508人が開示
役員報酬額1億円以上で開示された508人のうち、最高額は住友不動産の高島準司元会長で22億5900万円。基本報酬6500万円のほか、退職時報酬21億9400万円として過年度で支給が留保されていた報酬が支払われた。
2位はソフトバンクグループのマルセロ・クラウレ副社長COOの21億1300万円、3位は武田薬品工業のクリストフウェバー社長の20億7300万円、4位はソフトバンクグループのラジーブ・ミスラ副社長の16億600万円、5位はトヨタ自動車のDidier Leroy元副社長が12億3900万円だった。
開示人数では、三菱UFJフィナンシャル・グループが10人で最多。次いで、8人がファナック、東京エレクトロン、三菱商事、三井物産の4社。7人がバンダイナムコホールディングス、三井不動産、野村ホールディングスの3社。
※役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。