• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

三陽商会、2021年2月期第1四半期決算を訂正 一部原価処理に誤り

赤字幅は当初から約3億円拡大

 経営再建中のアパレル大手、(株)三陽商会(TSR企業コード:290059666、東証1部)は7月10日、2021年2月期第1四半期(3-5月)決算を訂正した。

 6月30日に発表した同期第1四半期(3-5月期)の決算(連結)では、営業赤字は28億5,000万円で、「新型コロナウイルス」の影響による売場・店舗の臨時休業に伴う関連費用として特別損失11億9,800万円で計上。当期純損失は42億8,400万円だった。

 決算公表後、原価計算の処理に一部誤りが判明。「売上原価」と「臨時休業等による損失」を訂正し、営業赤字は29億9,600万円、当期純損失は45億9,600万円に、それぞれ修正した。
 三陽商会の担当者は東京商工リサーチの取材に対し、「売上原価と特別損失の増加は追加的に積み増したわけでなく、あくまで原価計算の誤りによる」と説明。また、6月30日時点で算定が困難としていた2021年2月期通期の業績予想については、引き続き未定としたうえで「業績予想の開示が可能となった時点で速やかに公表する予定」とコメントした。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ