• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

三陽商会、2021年2月期第1四半期決算を訂正 一部原価処理に誤り

赤字幅は当初から約3億円拡大

 経営再建中のアパレル大手、(株)三陽商会(TSR企業コード:290059666、東証1部)は7月10日、2021年2月期第1四半期(3-5月)決算を訂正した。

 6月30日に発表した同期第1四半期(3-5月期)の決算(連結)では、営業赤字は28億5,000万円で、「新型コロナウイルス」の影響による売場・店舗の臨時休業に伴う関連費用として特別損失11億9,800万円で計上。当期純損失は42億8,400万円だった。

 決算公表後、原価計算の処理に一部誤りが判明。「売上原価」と「臨時休業等による損失」を訂正し、営業赤字は29億9,600万円、当期純損失は45億9,600万円に、それぞれ修正した。
 三陽商会の担当者は東京商工リサーチの取材に対し、「売上原価と特別損失の増加は追加的に積み増したわけでなく、あくまで原価計算の誤りによる」と説明。また、6月30日時点で算定が困難としていた2021年2月期通期の業績予想については、引き続き未定としたうえで「業績予想の開示が可能となった時点で速やかに公表する予定」とコメントした。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「鳶工事業」が苦境、倒産が過去最多ペース ~ 16年ぶり100件超、職人不足とコスト対応がネック ~

「建設現場の花形」と言われる鳶職人の世界に逆風が吹く。足場から鉄骨、支柱工事など建設現場で欠かせないが、倒産が過去最多ペースだ。有効求人倍率は7.94倍と深刻な人材難の鳶業界にあって採用難と高い技能、経験が若者の育成に足かせになっている。鳶工事業の倒産を分析した

2

  • TSRデータインサイト

「渋谷区」が倒産最多、2年連続も視野 ~ 倒産企業の半数が業歴10年超、新設法人は伸び鈍化 ~

街の主役は若者から大人へ。再開発で変貌を遂げる「シブヤ」に異変が生じている。 渋谷区に本社を構える企業倒産(1-8月)は、全国の市区郡別で最多の123件に達した。昨年(2025年1-12月)は161件で2007年以来、18年ぶり全国ワーストだった

3

  • TSRデータインサイト

2025年度の書店の利益、前年度の4.6倍に拡大 黒字企業が7割も、「増収増益」は13.4%

「本離れ」が言われて久しいが、書店経営が回復に転じた。全国の主な書店304社の2025年度の売上高合計は、6,121億4,000万円(前年度比1.6%増)、利益合計は40億2,600万円(同365.4%増)で、売上高は微増だったが、利益は前年度の4.6倍に急回復した。

4

  • TSRデータインサイト

翻訳業が苦境、利益は3年で7割減 ~ AIと競合で破産したケースも ~

AIが翻訳業界にドラスティックな変化を迫っている。日進月歩で精度が向上するなか、言語間の壁が低くなっている。この余波が翻訳業界に広がり、業績は3期連続で減収減益に追い込まれた。

5

  • TSRデータインサイト

「畳製造業」 伝統産業に忍び寄る市場変化と後継問題 売上は3年連続で低迷、業歴100年超の老舗が2割超

9月24日は「畳の日」。全国畳産業振興会が4月29日と9月24日の年2回定めている。日本の住文化の伝統を引き継ぐ畳のすばらしさをアピールすることが目的だが、畳製造業が長期低迷に陥っている。 全国の主な「畳製造業」256社の2025年度の売上高合計は402億7,700万円(前年度比1.3%減)だった

TOPへ