• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

ホームセンターの島忠 臨時休業時の賃料を請求せず、従業員にも特別支援金を支給へ

 ホームセンター大手の(株)島忠(TSR企業コード:310003156、さいたま市、東証1部)は4月9日、「新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休業及びテナント事業者支援についてのお知らせ」を発表した。

 4月7日、政府が特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を発出し、島忠は家具売場のある52店舗のうち、該当地区の51店舗の家具売場を4月11日から5月6日まで臨時休業する。さらに、臨時休業期間の固定賃料はテナント事業者に請求せず、歩率賃料も月額最低保証売上高の設定を撤廃しテナントを支援する。
 同時に、島忠の全従業員に対しても、4月24日に特別支援金を支給することを発表した。取締役及び休職者等を除く約6,300人の全従業員が対象で、合計4億5,200万円を支給する。
 島忠の担当者は東京商工リサーチの取材に、「全59店舗中、58店舗が緊急事態宣言地域にある。感染拡大防止の重要度が高い地域で、日々奮闘している従業員などに報いるため」とテナントや従業員への支援を説明した。
 また、ホームセンター事業は、日常生活を支える地域のインフラ機能としての役割を担っており、営業を継続することも明らかにした。「(緊急事態宣言で休業を要請する業種にホームセンターの名前も出ている)報道でお客様から当店も休業するのではないかと不安の声が多く寄せられた。そのため政府などの発表を待たず、営業継続の意向を発表した」(担当者)とコメントした。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ