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ケフィアグループの11破産者、配当の可能性が浮上

 2018年9月3日に東京地裁から破産開始決定を受けた(株)ケフィア事業振興会(TSR企業コード: 298080745、千代田区、代表:鏑木秀彌氏、以下ケフィア)の破産管財人は、配当の可能性が生じたとして「破産債権届出書」を債権者に送付した。
破産債権の届出期間は、令和元年8月30日(金)まで。裁判所から届く破産債権届書と、債権者としての証拠書類のコピー(原本不可)を添付し、東京都中央区のケフィア事業振興会の破産管財人室へ送付する。破産債権届出書の提出は任意だが、「提出しなければ配当を受けられない」(破産管財人室の担当者)。
破産債権の届出や手続の進行についての問い合わせは、破産管財人室コールセンター(電話03-5577-5808)まで。受付時間:10時~17時(土日祝日を除く)。
ケフィアグループで配当の可能性が生じ、破産届出期間等を通知したのは以下の11の破産者。ケフィア事業振興会、かぶちゃん九州、かぶちゃんメガソーラー、ケベッククラブ、九州クラブ、かぶちゃん電力、かぶちゃんファーム、コラボ南信州、カブラキホールディングスと2個人。

ケフィアグループの債権者集会入り口(5月21日、都内)

ケフィアグループの債権者集会入り口(5月21日、都内)

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2019年7月5日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

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