• TSRデータインサイト

書店の文教堂 第2四半期も赤字、コミックや雑誌の販売不振が続く

 (株)文教堂グループホールディングス(TSR企業コード:350391742、川崎市高津区、ジャスダック上場、以下文教堂HD)は4月12日、2019年8月期第2四半期決算(連結)を発表した。四半期純利益は3億6,500万円の赤字で、前年同四半期から2億2,500万円赤字が増えた。売上高も127億300万円と前年同四半期比10.2%減と大幅減収。大型台風や北海道胆振東部地震の影響や、6店舗の不採算店舗の閉鎖などが響いた。
 2019年8月期の連結業績予想は、未確定の要素が多いとしてまだ開示していない。
 文教堂HDは2018年8月期連結決算が債務超過となり、その後も解消できず、上場廃止の猶予期間(2019年8月31日まで)に入っている。経営不振から借入金返済や筆頭株主の日本出版販売(株)(TSR企業コード:291142800、千代田区)への支払いの一部猶予を受けており、継続企業の前提に関する注記(GC注記)が記載されている。
 債務超過の解消に向け、好調の文房具の販売に力を注ぐ一方、不採算店舗の閉鎖や資産売却を進め、増資も検討していく。

文教堂書店(神奈川県)

文教堂書店

 TSR情報とは

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「リファラル採用」 企業の半数に広がる 定着率はリファラルが新卒、転職エージェントを上回る

東京商工リサーチは、採用に関する企業向けアンケート調査を実施した。人手不足やAI・DXの普及で転職市場の活況が続き、近年はリファラルやアルムナイ採用も広がっている。特に、リファラル採用は、転職エージェントの紹介より従業員の定着率が高いと考える企業が多いことがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

大手ホテル好調 客室単価と稼働率が同時上昇 客室単価はコロナ禍の2倍超、稼働率は83.3%

インバウンド需要と国内旅行の復活で、大手ホテルの客室単価と稼働率が、コロナ禍以降で最高を更新した。 ホテル運営の上場12社(13ブランド)の2025年度の客室単価は、1万7,818円(前年度比8.6%増)で前年度より1,424円上昇した。稼働率は83.3%(前年度82.3%)で、高水準を維持した。

3

  • TSRデータインサイト

経営責任を取る事業再生、ジュピターコーヒーは黒字化へ ~ ネクスト・キャピタル・パートナーズ 単独インタビュー ~

2025年度の企業倒産は1万505件(前年度比3.5%増)で、2年続けて1万件を超えた。 こうしたなか、20年を超すファンド運営で事業再生を数多く手掛けてきたのがネクスト・キャピタル・パートナーズ(株)だ。浅野晃司・取締役執行役員に特色や取り組みを聞いた。

4

  • TSRデータインサイト

企業の7.8%で退職金「増額・導入」  「減額・廃止」企業は月給などへ、資産形成は自己責任

これまで「年功序列」や「終身雇用」が前提の日本の会社では、長く勤め上げてまとまった退職金を受け取ることが一般的だった。だが、東京商工リサーチ(TSR)のアンケート調査で、2023年以降の退職金制度は「増額・導入」が7.8%に対し、「減額・廃止」は1.9%だった。

5

  • TSRデータインサイト

サッカーW杯 日本代表を支える40社 売上1兆円以上8社 設立10年未満も

2026年6月11日、米国・カナダ・メキシコの3カ国共催で、史上最大規模のFIFAワールドカップが開幕する。5月15日、日本代表メンバー26名も発表され、関心が集まるなか、スポンサーシップやパートナーシップなど、サッカー日本代表・日本サッカー協会を支援する企業40社を調査した。

TOPへ