• プレスリリース

日本における新型コロナウイルス対策の企業支援プログラムに関する研究論文の発表について

東京大学大学院経済学研究科との共同研究契約の成果として、東京大学大学院経済学研究科附属政策評価研究教育センター(CREPE)より以下の研究成果が発表されました。
今後もTSRは産業や企業に関する共同研究を推進し、研究成果を広く社会に還元していきます。

ゾンビが再び? 日本における新型コロナウイルス対策の企業支援プログラムについて
(The Return of the Dead? The COVID-19 Business Support Programs in Japan)

星岳雄(東京大学 大学院経済学研究科)
川口大司(東京大学 公共政策大学院・経済学研究科)
植田健一(東京大学 公共政策大学院・経済学研究科)

概要

東京大学政策評価研究教育センター(CREPE)は株式会社東京商工リサーチ(TSR)と共同で、COVID-19関連の政府プログラムの利用に関する企業レベルの調査を企画・実施した。この調査結果と回答企業の財務諸表を組み合わせて、様々な政府プログラムの割り当ての背景にある要因を分析した。その結果、コロナ禍での売り上げ減少が同等でも、新型コロナウイルスの感染拡大前(2019年末)にクレジットスコアが低かった企業は、高かった企業と比べ、より多く政府の補助金や無利子・無担保融資に申請し受給していたことがわかった。


研究成果の詳細(CREPEホームページ)

東京商工リサーチ、東京大学大学院経済学研究科と 政策形成(EBPM)に関する共同研究契約を締結

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

【破綻の構図】マツオインターナショナル~膨らんだ債務と抜本再生への移行~

婦人服ブランド「ヴィヴィアン タム」「慈雨(じう)」「t.b2」などを展開し、ピーク時には国内外で約400店を構えていたマツオインターナショナル(株)(TSRコード:292635265、以下マツオ)が12月11日、大阪地裁に会社更生法の適用を申請した。

2

  • TSRデータインサイト

交響楽団の収益悪化、来場者戻らずコスト上昇 ~ 綱渡りの自助経営、草の根のムーブメントへの期待 ~

交響楽団が存立の危機に立たされている。多くの交響楽団で収入が落ち込んでおり、赤字が目立つ。会場費や団員などの人件費、楽器の輸送コストなどが上昇のうえ、寄附金や補助金による収入は頭打ちで綱渡りの運営だ。東京商工リサーチは、3期連続で業績が比較できる20団体を調査した。

3

  • TSRデータインサイト

地場スーパー倒産 前年同期の1.5倍に大幅増 地域密着型も値上げやコスト上昇に勝てず

2025年1-11月の「地場スーパー」の倒産が22件(前年同期比46.6%増)と、前年同期の約1.5倍で、すでに前年の年間件数(18件)を超えた。

4

  • TSRデータインサイト

長渕剛さん側、イベント会社の破産申立に続き代表を刑事告訴 ~長渕さん「徹底追求」、イベント会社代表「横領でない」と反論~

歌手の長渕剛さんが代表を務める個人事務所の(株)オフィスレン(渋谷区)が、イベント運営を委託していたダイヤモンドグループ(株)(東京都中央区)の代表を業務上横領罪で刑事告訴したことがわかった。東京商工リサーチの取材で長渕さん側が明らかにした。

5

  • TSRデータインサイト

「ペット・ペット用品小売業」倒産が過去2番目の14件 実質賃金の低迷と物価高がペットの世界にも影響

2025年11月の「ペット・ペット用品小売」の倒産は、1件(前年同月ゼロ)にとどまったが、1-11月累計は14件(前年同期比27.2%増)に達した。

記事カテゴリを表示
記事カテゴリを閉じる

プリントアウト

RSS

CLOSE
TOPへ