• TSR速報

(株)エヌシーガイドショップ

※画像は実際の企業と関係はありません

※画像は実際の企業と関係はありません

事業は新会社が継承へ

 (株)エヌシーガイドショップ(鹿児島市)は11月18日、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。
 負債総額は約54億円だが、過払い金の返還請求によって負債が膨らむ可能性がある。

 鹿児島市を本店とし、クレジット業務やキャッシング業務を手掛ける信販会社。地元独立系信販会社として地域に密着した営業でピーク時の1998年3月期の取扱高は約397億円を計上、またピーク時の会員は約20万8000人、加盟店数は約4000店にのぼった。
 しかし、2006年12月施行された貸金業規制法のグレーゾーン金利廃止に絡む過払い利息返還請求の増加で経営が悪化し、2008年から「私的整理に関するガイドライン」に沿って経営再建を図っていた。ただ、過払い金返還の長期化が資金繰りを圧迫したほか、決済手段の多様化による競争も激化。私的整理を断念し、今回の事態に至った。

 経営陣が続投して更生計画に関与する「DIP型会社更生」を採用し、事業は新会社:NCかごしま(株)(同所)が継承する予定である。新会社は、NCカード(株)(北海道)のグループ会社。事業は新会社へ継承する予定であるため、カード会員、加盟店、テナント契約者など取引先への影響はないとされるほか、従業員は新会社が再雇用する方針である。

※(株)エヌシーガイドショップ(TSR企業コード:940098288、法人番号:6340001000629、鹿児島市東千石町2-30、設立1963(昭和38)年12月、資本金5000万円)
※NCかごしま(株)(TSR企業コード:035343052、法人番号:3340001026404、同所、設立2024(令和6)年4月、資本金5000万円)
※NCカード(株)(TSR企業コード:080038026、法人番号:7460101000177、北海道帯広市西五条南14-5、設立1963(昭和38)年6月、資本金4953万円)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「社長の出身大学」 日本大学が15年連続トップ 40歳未満の若手社長は、慶応義塾大学がトップ

2025年の社長の出身大学は、日本大学が1万9,587人で、15年連続トップを守った。しかし、2年連続で2万人を下回り、勢いに陰りが見え始めた。2位は慶応義塾大学、3位は早稲田大学と続き、上位15校まで前年と順位の変動はなかった。

2

  • TSRデータインサイト

内装工事業の倒産増加 ~ 小口の元請、規制強化で伸びる工期 ~

内装工事業の倒産が増加している。業界動向を東京商工リサーチの企業データ分析すると、コロナ禍で落ち込んだ業績(売上高、最終利益)は復調している。だが、好調な受注とは裏腹に、小・零細規模を中心に倒産が増加。今年は2013年以来の水準になる見込みだ。

3

  • TSRデータインサイト

文房具メーカー業績好調、止まらない進化と海外ファン増加 ~ デジタル時代でも高品質の文房具に熱視線 ~

東京商工リサーチ(TSR)の企業データベースによると、文房具メーカー150社の2024年度 の売上高は6,858億2,300万円、最終利益は640億7,000万円と増収増益だった。18年度以降で、売上高、利益とも最高を更新した。

4

  • TSRデータインサイト

ゴルフ練習場の倒産が過去最多 ~ 「屋外打ちっぱなし」と「インドア」の熾烈な競争 ~

東京商工リサーチは屋外、インドア含めたゴルフ練習場を主に運営する企業の倒産(負債1,000万円以上)を集計した。コロナ禍の2021年は1件、2022年はゼロで、2023年は1件、2024年は2件と落ち着いていた。 ところが、2025年に入り増勢に転じ、10月までの累計ですでに6件発生している。

5

  • TSRデータインサイト

解体工事業の倒産が最多ペース ~ 「人手と廃材処理先が足りない」、現場は疲弊~

各地で再開発が活発だが、解体工事を支える解体業者に深刻な問題が降りかかっている。 2025年1-10月の解体工事業の倒産は、同期間では過去20年間で最多の53件(前年同期比20.4%増)に達した。このペースで推移すると、20年間で年間最多だった2024年の59件を抜いて、過去最多を更新する勢いだ。

TOPへ